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エクイニクスは3月9日、新しいInternational Business Exchange(IBX)データセンターとして「TY5」を開設したことを発表した。TY5はIBXデータセンターとしては、東京で5番目のデータセンターとなる。

TY5は、総床面積5,078.36(54,663平方フィート)のデータセンター専用ビルで、24時間365日の有人対応と映像監視システムによるセキュリティが備わった施設となっている。エクイニクス・ジャパンとしては初めての、新築の建物で構成したデータセンターだという。エクイニクス・ジャパン 代表取締役の古田敬氏は「われわれのハードとしての思想が反映されているデータセンターとなった。左右の冗長性がかたちとして表されている」とコメントした。

同データセンターのラックス数は、725ラック。ITキャパシティは最大3.4MWで、ネットワークは同社の特長であるキャリアニュートラル。環境指針となるLEEDはGoldの取得を目指している。

電源構成はA系/B系の冗長校構成となっており、電源容量は平均して4kVA〜12kVA、電源種別は1相200V/1相100V/3相200V/直流400Vに対応。受電電源は常用22kVで、予備は2回線。UPSはN+1またはN+2構成で、10分間のバッテリー供給に対応。発電機はN+1構成で、フル不可状態で48時間のバックアップが可能となっている。PUEはフル負荷で1.5。セキュリティに関しては、監視カメラやフラッパーゲート、生体認証、パスワード認証、カードリーダーで構成されている。

リスクアセスメントについては、震度6強の耐震設計。津波による浸水リスクは低いものの、対策として1.1mのかさ上げが実施されている。液状化対策としては、強固な支持層(70m)までくいを打ち込むことによって、支持しているという。

TY5の立地は、2011年に運用を開始したTY3から100mほどの場所に位置しており、ダークファイバーで直接接続されている。そのため、TY5を新たに利用する場合でも、TY3内に形成されている金融エコシステムなどとシームレスに接続することが可能となっている。

古田氏は、「ダークファイバーで接続することによって、2つのデータセンターが1つの器として使えることが重要なポイント。東京で拡張していく中では、つなげられるところはダークファイバーにするというのが現在の方針。これがエクイニクスのデータセンターにおけるインターコネクションやエコシステムの根幹」と説明した。

EquinixのChief Information OfficerであるBrian Lillie(ブライアン・リリー)氏は、「エクイニクスとビットアイルの統合によって、このようなアーキテクチャを構築することが可能となっている。これにより、日本ローカルの企業にも、グローバル展開している企業にも、クラウドエクスチェンジを提供できるようになっている。エクイニクスは、このプラットフォームを使うことにとって、人・場所・クラウドを最適化していく」とコメントした。

(石原由起)