台湾の農業関係者に、今年(2016年)は日本へのマンゴー輸出が大きく落ち込む恐れが出るとの危機感が出ているという。天候不順のせいで予定されていた納期に間に合わせる見込みが立たないためで、日本人は「遅れた場合には不要」と反応するからという。台湾メディアの中央通訊社が報じた。(イメージ写真提供:123RF。マンゴーの花の穂)

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 台湾の農業関係者に、今年(2016年)は日本へのマンゴー輸出が大きく落ち込む恐れが出るとの危機感が出ているという。天候不順のせいで予定されていた納期に間に合わせる見込みが立たないためで、日本人は「遅れた場合には不要」と反応するからという。台湾メディアの中央通訊社が報じた。

 台湾でマンゴー農家が多いのは南部の屏東や台南などの地区だ。2015-16年の冬は、暖冬で雨が多かったことでマンゴーの生育リズムが異常をきたし、つぼみの穂が出るのが遅れた。

 中央政府・行政院附属高雄区農業改良場の李雪如副研究員によると、、屏東地区のマンゴーの収穫期は例年ならば5月から7月にかけてだが、今年(2016年)は6月ごろに集中しそうだという。台南地区では収穫が7月に集中しそうだという。

 台南市農会の呉正文総幹事によると、日本向け輸出で特に大きな影響を受けそうなのが台南地区のマンゴーで、「6月末までに出荷」ということになっているからだ。すでに流通業者からの発注書も届いていて、「もしも7月にずれこむようだったら、日本の業者は『いらない』と言っている」との連絡を受けているという。

 また、期限に間に合わせようと、無理をしてでも6月中に収穫した場合、出荷が短期間に集中することになり、価格が下落する恐れがあるという。

 すでに天候不順で収穫量は例年に比べて1-2割は減少する見込みで、マンゴー農家の収入が落ち込むのは避けられない見通しという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF。マンゴーの花の穂)