U-19代表候補の“飛び級”CB橋岡は無失点でアピールも「今回の合宿は悔しい方が大きい」

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[3.9 練習試合 U-19日本代表候補1-2全日本大学選抜 味フィ西]

 

 “飛び級”CBが出場45分間を無失点で切り抜けた。U-19日本代表候補のDF橋岡大樹(浦和ユース)は現U-17世代の代表チームのリーダー格。思い切り良くDFラインから飛び出して相手の起点を潰し、ハイボールを気迫溢れるヘッドで跳ね返し、またこぼれ球には身体を投げ出してブロックするなど気持ちを全面に出すプレーで躍動するDFは先発出場したこの日、守備ラインの連係で危ないシーンも作られたものの、大学生相手に対人プレーでの強さを発揮するなど2本目途中に交代するまで無失点で終えた。

 20日ほど前に「2個上が東京オリンピック世代なので、そのなかでもどんどん入って行ってスタメンを狙っていきたい」と目標に掲げていたU-19代表候補入り。間もなく初招集されて3日間の合宿を終えた橋岡は「(周りが)2個上っていうのもあって練習とかで凄く緊張してしまった」ことで当初は思うようなプレーができなかったという。そして「今回の合宿は悔しい方が大きいですね。練習の最初も緊張で自分のプレーができなくて、何でこんなにできないのかなというのがあった」と振り返る。

 思うようなプレーをすることができずに悔しい思いをしてきたが、積極的なチャレンジを歓迎するチームの中で徐々にらしさを発揮。そして「きょうの試合はそんなにできないのではなくて、ちょっとはできたのがあるのでそういった面ではプラスの方もあった」と手応えも掴んだ。

 昨年は所属チームでクラブユース選手権の予選敗退を喫するなど悔しい思いをしたが、それをバネにトレーニングに励み、Jユースカップで日本一に輝いた。飽くなき向上心を持つDFは代表チームでも「次、もし呼ばれた時とかにはきょう以上にできるようにとは毎回思ってやっています」と常に成長して戻ってくることを考え、実現させてきた。今回の3日間の経験も次の成長に繋げること。「ここ(U-19代表に入ること)が最終的な目標ではなくて結果を残せるかというのがあるんで、ここで天狗になるのではなくてもっともっと頑張っていきたいです」

 多くの視線が集まる中でのプレーにまた闘争心を燃えすことができるタイプだという。昨夏にU-16日本代表として出場したインターナショナルドリームカップのフランス戦では3600人の観衆に後押しされるかのように好プレーを連発してチームの優勝に貢献し、大会MVPに輝いた。「周りが観客とか多いと自然とやる気が出ますし、自分の夢が観客のいっぱいいる中でやりたいというのがあるので、どんどんそういうところでやっていきたい」。まずは2世代上の代表チームに食い込み、世界でより多くの観衆の前で戦う。そして将来、浦和トップチームや日本代表として、サポーターを沸かせる選手になる。

(取材・文 吉田太郎)