中国政府で証券行政のトップである証券監督管理委員会(証監会)の劉士余主任は9日、出席した全国人民代表大会(全人代)の部会で、「株を買ってください。株を売らないでください」とパフォーマンスを披露した。中国メディアの創業家伝媒も「何を言いたいのか分かりますか?」と酷評した。(写真は創業家伝媒の微博への9日付投稿の画面キャプチャー)

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 中国政府で証券行政のトップである証券監督管理委員会(証監会)の劉士余主任は9日、出席した全国人民代表大会(全人代)の部会で、集まった記者らに対して「株を買ってください。株を売らないでください」とパフォーマンスを披露した。中国メディアの創業家伝媒も「何を言いたいのか分かりますか? 私には分かりません」と酷評した。

 創業家伝媒は、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)の公式アカウントで、同ハプニングを伝えた。中国では、大陸部住人が香港株を、香港人が深セン証取上場の株式の売買をできるようにする「深港通」の実現に関心が寄られている。

 劉主任は同問題についての質問が出ると、両手を額の前で合わせて感謝や敬意、あるいは哀願の意を示す拱手(きょうしゅ/ゴンショウ)と呼ばれるポーズを取って「皆さん、株を買ってください。株を売らないでください」と訴えたという。

 微博によせられたコメントも「話すことがこの程度になったぞ。御同輩よ、(売買は)様子を見て決めようじゃないか」、「ハハハ。みんな買えよ。それっ買え。チャンスを逃すと2度とこないよ」、「龍主席は、中国証監会で歴史上、任期が最も短い主席になるな」など、ほとんどが批判的だ。やはり評判はさんざんだ。(編集担当:如月隼人)(写真は創業家伝媒の微博への9日付投稿の画面キャプチャー)