いち早くAndroid 6.0アップデートを開始したドコモ「Xperia Z5」。どこが変わった?
 メーカーが一つに限定されるiOSと違い、端末が新OSに対応するまでに、どうしても時間がかかってしまうAndroid OS。しかし今回、異例の速さでドコモ版のXperia Z5シリーズ(Z5、Z5 Compact、Xperia Z5 Premium)にAndroid 6.0の提供が開始され話題になっている。

 すでにドコモでは3月2日から、Xperia Z5シリーズに向けて、Android 6.0 Marshmallowのアップデート提供を開始。海外版Xperia Z5シリーズに先駆けての、世界最速での提供となった。

◆「Now on Tap」「Runtime Permission」「指紋認証機能」などに対応

 昨年10月にリリースされたAndroid 6.0 Marshmallowでは、起動中にアプリからユーザーの欲しい情報を予測提案する「Now on Tap」、アプリの情報アクセス許可設定「Runtime Permission」、指紋認証対応などが目玉機能だったが、今回のアップデートで、Xperia Z5シリーズでもこれらの機能が利用できるようになった。

 また、端末スリープ中に一定条件化で動作する省電力機能「Dozeモード」にも対応し、アップデート後には、従来の「低バッテリーモード」がAndroid標準の省電力機能に置き換わる。残念ながら「STAMINAモード」は一時的に使用できなくなるが、4月下旬以降のソフトウェアアップデートで使用可能になる予定だ。

 今回のアップデートでXperia Z5シリーズで利用できるようになった機能一覧は下記の通り。

・Xperiaホームに、画面スワイプ時のエフェクトを変更する機能が追加。ホーム画面を自分好みにカスタマイズできるようになる。

・カメラのUIが新しくなり、スワイプ操作でビデオ撮影やマニュアルなどへ切替できるようになる。

・通話履歴画面で「通話履歴フィルター」(不在着信、着信、発信等)の項目が常時表示される。

・最近利用したアプリ画面の視認性が向上。画面の操作に合わせて、下部に表示されるスモールアプリバーが隠れるようになる。

・通知パネルに表示されるスクリーンショット画像を、通知パネル上共有に加え、消去もできるようになる。

・指紋によるロック解除設定時のセキュリティーを強化。携帯電話の電源を入れた際などに、設定された画面ロック解除方法で本人確認ができるまで、指紋によるロック解除ができなくなる。
※AndroidTM 6.0より、指紋認証設定時の画面ロック解除方法が追加される。

◆au、ソフトバンクも、ドコモに続き、Android 6.0バージョンアップ対象機種を発表

 ドコモは2月、Android 6.0へアップデート予定のスマートフォンおよびタブレット計20機種を発表。以前よりアップデート対応を速めると明言していたが、今回のXperia Z5シリーズの世界最速対応で、その姿勢を見せつけた格好。

 なお、3月に入り、ソフトバンクやauもAndroid 6.0バージョンアップ予定機種を発表。開始時期は不透明のままだが、最新OSをより迅速にユーザーに届けるモデルケースとして、他の二つのキャリアにも、ドコモのようなスピード対応を実現して欲しいところだ。
<文・写真/小枝祐基 Twitter:@k_eda >

【小枝祐基】
スマートフォンやPC関連の取材・記事執筆を精力的に行うライター。白物家電やデジタルガジェットなどのレビューもこなす。