紅白戦にご満悦のハリル「Jでは見られないスピード」

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 日本代表候補は千葉合宿最終日の9日、午前練習を行い、3日間の短期キャンプを打ち上げた。DF森重真人(FC東京)は練習前にチームを離脱。DF米倉恒貴(G大阪)は練習に合流したが、FW金崎夢生(鹿島)は3日連続で別調整だった。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は練習後、報道陣に対応し、「今回のミニ合宿はかなり有効だった」と力説。「ディフェンス面とオフェンス面でたくさんのことをトレーニングした。A代表に入りたければ、こういった要求をクリアしてもらわなければ困るという話をした」と、今合宿の意義を語った。

 合宿初日の7日夜には守備のミーティング、前日8日夜には過去の代表戦やJリーグのほか、バルセロナなど海外の試合の映像も使って攻撃のミーティングを行った。この日の練習では、コートをやや狭くした形で8分ハーフの紅白戦を実施。前半は2タッチ以内、後半は自陣では1タッチ、敵陣では2タッチ以内というルールを設け、少ないタッチ数で前に前に行く意識を植え付けた。

 FW浅野拓磨、FW宇佐美貴史、FW永井謙佑が得点を決め、ハリルホジッチ監督も「みなさんも見たと思うが、今朝やったゲームにはJリーグで見られないようなスピードがあった。選手たちは1タッチ、2タッチでああいったプレーができるし、あれだけスプリントもできる。そうすることで得点も入る」とご満悦だった。

 合宿では体脂肪率などの測定も行った。昨年12月20日、都内のホテルに国内組を集めたミーティングでも体脂肪率12%以下という課題を出していた指揮官だが、「全員が素晴らしい結果だったわけではない。何人かの選手にはまだまだトレーニングが必要」と、“落第者”がいたことも示唆。「ディテールは選手と私だけの間にとどめたい」と詳細は明かさなかったが、「一人ひとりと会話した。A代表でプレーしたければ、言葉だけで『やりたい』というのではなく、その資格を見せてほしい。資格がある人しかA代表には入れない」と、“最後通告”も突き付けたようだ。

(取材・文 西山紘平)