8日、中国・安徽省亳州市に住む女性は、中国のメッセンジャーアプリで警官をののしったとして拘留処分を言い渡されたが、中国メディアは表現の自由が失われると警鐘を鳴らした。イメージ写真。

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2016年3月8日、中国安徽省亳州市に住む女性は中国のメッセンジャーアプリ・微信(WeChat)で警官をののしったとして拘留処分を言い渡されたが、新安晩報は「友人との会話で二言三言警官をののしっただけで処罰されるのは正しいのだろうか」と問い掛けた。

女性の夫は酒気帯び運転で罰金を受け、女性は警官の対応に不満を抱いた。友人とのグループチャットで女性は、「(警官は)2016年までの命」や「(罰金の)1500元は彼の香典だと思うことにする」といった過激な発言を掲載した。コメントを見つけた警察当局は、女性を拘束し5日間の拘留処分を言い渡した。女性は授乳中だったため拘留処分は執行されなかった。

同事件に対し報道では、「女性はプライベートな空間で発言しており、公的ではない場で自身の不満をあらわにしただけなのになぜ責任を問われるのだろうか?誰かをののしることは良くないが、今回の場合法律に違反していないはずだ。『警官を脅迫した』という指摘があるが、ののしっただけでは脅迫は成立しない。警察は女性を処罰した根拠を示すべきだ」と拘留処分が不当であるとした。

さらに、「女性はプライベートな空間で発言したのに、なぜ警察は把握できたのか?考えられる可能性としては、グループ内の誰かが通報したか、警察が技術的な手段を講じ女性のコメントを確認したかだが、プライベートな空間での発言により拘留されるのは決して良い現象ではない。この現象は、個人情報が簡単に公的機関に把握されるということを示しており、庶民が自由に表現できる空間の減少につながる。こうした現象が続けば個人の権利が弱ってしまうため警戒が必要だ」と警察当局の監視が庶民のプライベートな空間にまで及んでいることに対し警鐘を鳴らした。(翻訳・編集/内山)