指定暴力団「山口組」と、分裂した「神戸山口組」が対立抗争の状態になったことは、中国メディアの注目も集めている。見出しや記事本文には、「戦争と同様」、「警察は厳戒」などの文字が躍っている。事態がエスカレートし、一般人が巻き添えになる事件などが発生した場合、来日観光客数にも影響しかねない。(イメージ写真提供:(C)tktktk/123RF.COM)

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 指定暴力団「山口組」と、分裂した「神戸山口組」が対立抗争の状態になったことは、中国メディアの注目も集めている。見出しや記事本文には、「戦争と同様」、「警察は厳戒」などの文字が躍っている。事態がエスカレートし、一般人が巻き添えになる事件などが発生した場合、来日観光客数にも影響しかねない。

 中国でも、日本に「暴力団」という存在があることは知られていたが、一方で「日本は治安の極めて良好な国」との印象が強まった。しかし「山口組」と「神戸山口組」の対立が激化したことで、1980年代には対立した組織同士が、該当で流血を伴う事件を発生したことなどが、大きく紹介されるようになった。

 最近の動きとしても、2月15日に東京都新宿区の歌舞伎町で乱闘事件が発生など、一般市民が巻き込まれかねない事件が発生したことが伝えられている。さらに、組織の事務所や幹部宅に銃弾が撃ち込まれる事件が連続していると紹介されている。2月になり発砲事件が急増したなどの状況を伝えたメディアもある。

 中国新聞社は、警察庁が緊急会議を開き、全国の警察の暴力団対策の担当者などに対して市民が流血の事態に巻き込まれないように安全の確保を指示したと紹介。

 さらに、これまで神戸を中心に発生していた抗争事件が、東京に移るとの見方も伝えた。

 日本に訪れた中国人観光客は2015年、来日した中国人客が前年のほぼ2倍の499万人に達した。しかし、日本で治安状態が悪化したとの認識が浸透した場合、日本旅行を見合わせる人が増える可能性もある。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)tktktk/123RF.COM)