オークラプレステージ台北提供

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(台北 9日 中央社)年初からの急激な円高が追い風となり、台湾の宿泊業者の業績は好調に推移している。台北市西部の中山北路周辺に建つ五つ星クラスの各ホテルでは、最近3カ月の日本人旅行者の予約が軒並み1割近く増加。交通部(交通省)観光局の統計によると、今年1月の日本からの旅行者数は、前年同月比17.75%増となっている。

中山北路周辺は日本人の宿泊率が最も高いエリアとされ、オークラプレステージ台北(台北大倉久和飯店)やホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ(老爺大酒店)、グロリアプリンスホテル台北(台北華泰王子大飯店)といった日系ホテルのほか、老舗の台北アンバサダーホテル(国賓大飯店)、リージェントタイペイ(台北晶華酒店)など高級ホテルが立ち並ぶ。

某ホテルの広報担当者は「円高で日本人の財布の紐はゆるみ、海外旅行への意欲も高まっている」と話す。昨年は円安の影響で国内旅行の傾向が強まったことに加え、節約して四つ星ホテルに宿泊するビジネス客も多かった。

だが、円高に伴い、五つ星ホテルに割安感が出てきた。ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイを例にすると、1泊7000台湾元のスーペリアルームは、昨年は日本円に換算すると2万8000円していたが、現在は2万4000円になった。オークラプレステージ台北も同様に、昨年との価格差は3800〜4500円になっている。

(陳葦庭/編集:名切千絵)