中国メディアはしばらく前から日本旅行関連記事で、「とっておき情報」を熱心に紹介している。大手ネットメディアの捜狐はこのほど、観光客向けに営業している「人力車」を紹介した。人力車は明治時代初年に登場し、車体づくりには今でも「匠の心血」が盛り込まれていること、車夫は「善意と熱情」にあふれた営業を行っていると伝えた。(イメージ写真提供:(C)greir/123RF.COM)

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 中国メディアはしばらく前から日本旅行関連記事で、「とっておき情報」を熱心に紹介している。大手ネットメディアの捜狐はこのほど、観光客向けに営業している「人力車」を紹介した。人力車は明治時代初年に登場し、車体づくりには今でも「匠の心血」が盛り込まれていること、車夫は「善意と熱情」にあふれた営業を行っていると伝えた。

 日本が中国人の団体観光旅行を解禁したのが2000年だった。個人旅行は09年だ。中国人には「投じた金額は有効に利用したい」との気持ちが特に強く、個人旅行客は旅行前に日本情報を極めて熱心に収集する傾向が強い。そして、旅行中あるいは帰国後に、「旅の思い出」をブログやSNSで発表する。メディアも「日本についてもっと知りたい」との読者ニーズに押されるように、「とっておき情報」を次々に紹介するようになった。

 記事は、中国でも人気が高いSMAPの木村拓哉さんが、テレビ番組の「24時間連続で10のアルバイトに挑戦」との企画のなかで、人力車の車夫に挑戦したことがあると紹介。日本の人気観光スポットでは人力車が営業しており、そこに集まる車夫は「礼儀正しく、力強く、ユーモアと洒落っ気がある」と紹介。

 人力車の起源については、「米国人宣教師が、妻の移動手段として考案」、「職を失った元武士が作った」といった説があると紹介。100年前の写真と比べて、現在の人力車にも大きな変化はないと説明し、日本最大の人力車営業会社のえびす屋の話として、車体は1台1台が手作りで、客を乗せる人力車には作った者の「匠の心血」と車夫の「愛情」が込められていると論じた。

 また、過去には道路混雑などで、車夫が大声で怒鳴り合ったなどもあったが、現在は観光用にだけ営業しており、車夫は「礼儀正しく、現地の知識にも詳しく、客にとって非常に気持ちの良い親切さ」で対応していると紹介。

 さらに、 各地で営業している人力車は、近くの大学で歴史を学ぶ学生が車夫を務めていることもあり、車夫は郷土への深い愛情を持つ若者と説明。「若い車夫」には日本人の「古くからの善意」があると表現した。

 記事は、人力車が営業しているのは現在、東京の浅草、京都の嵐山、東山、九州の関門、湯布院、北海道の小樽、さらに鎌倉、倉敷、広島の宮島などで、「該当でこの日本歴史の生きた化石に出会ったら、(利用する)チャンスを絶対に逃してはいけません!」と強調した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)greir/123RF.COM)