ヨーロッパでもっとも権威のある新車アセスメントプログラムである「ユーロNCAP」は、2015年に40車種以上の新車に実施した衝突テストの結果として、最も優れた安全性を持つ上位8車種を発表した。(イメージ写真提供:123RF)

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 ヨーロッパでもっとも権威のある新車アセスメントプログラムである「ユーロNCAP」は、2015年に40車種以上の新車に実施した衝突テストの結果として、最も優れた安全性を持つ上位8車種を発表した。

 中国メディアの易車はこのほど、日本車がユーロNCAPで高い評価を得たことを紹介したうえで、欧州の人びとにとって日本車はもっとも安全な車であると伝え、自動車の安全性に関する記事を掲載した。

 記事は、中国人が「安全性が高い」と評価するドイツ車は、上位8車種のうち2車種しかランクインしていなかったと紹介。一方、多くの中国人が「もっとも安全ではない」と誤認している日本車は3車種がランクインしており、「これは一体どういうことなのか」と疑問を呈し、分析を行った。

 日本の自動車メーカーのうち、最上位となったのは4位にランクインしたインフィニティ・Q30だ。メルセデスベンツのMFAプラットフォームをベースにしていることから、「功績の半分はベンツにある」としながらも、安全補助装置に違いがあったため、歩行者保護性能と安全補助装置の2項目で、成績に違いが出たと評価した。

 続いて5位にランクインしたホンダのフィットについては、「もしもQ30の評価がベンツの功績であったとしても、フィットは完全にホンダの腕によって実現した評価」と絶賛。小型車でありながら成人乗員保護性能93%という好成績を叩き出しており、「忘れてならないのは、ランクインしたライバル車の価格はフィットが何台も買える値段であることだ」と、高級車でないにもかかわらず高い安全性を実現したことを高く評価した。

 また8位になったマツダ・ロードスターは、上位8車種のなかで唯一、5つ星を獲得していないが、「決して安全でないわけではない」と強調。安全補助装置が足を引っ張ったものの、「80%になれば好成績と言われる歩行者保護性能において、93%という高得点を獲得した」と高く評価した。なお、ロードスターに安全面で及ばなかった欧州の高級車について、ロードスターの2倍以上の車体価格であることを指摘したうえで「高価であれば安全だとは言いきれない」と論じた。

 中国ではなぜか日系車の安全性が劣るという誤解が根強く広まっている。鋼板の厚みは安全性に直結するという誤認が広まり、根付いてしまったものと推測されるが、欧米の権威ある調査機関の安全テストの結果が周知され、中国における誤解が一刻も早く解けることを願ってやまない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)