8日、韓国メディアによると、米国防省が「高高度防衛ミサイル(THAAD)では北朝鮮のミサイルからソウル首都圏を防衛することは難しい」と評価していたことが分かった。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年3月8日、韓国・ハンギョレによると、米国防省が「高高度防衛ミサイル(THAAD)では北朝鮮のミサイルからソウル首都圏を防衛することは難しい」と評価していたことが分かった。1999年の分析だが、THAADの迎撃高度など、基本的な性能や概念は現在と差がないため、米韓政府が推進中であるTHAADの韓国配備の軍事的効用を疑問視する声が上がっている。

米国防省は99年5月に発表した報告書で、「THAADのような大気圏・外気圏の上層防衛システムは大気圏の最小迎撃可能高度が高いため、韓国の北部地域に飛んできたミサイルを迎撃できないだろう」と明らかにした。報告書は「朝鮮半島の地理的特性のため北朝鮮が使用できる弾道ミサイルの射程距離は制限されるが、非武装地帯(DMZ)から40キロメートルほどの距離に位置する韓国の首都ソウルは、報告書で検討したすべての弾道ミサイルの射程圏内に入っている」と説明した上で、「韓国にTHAADを配備する場合、4個砲隊に加えて低層防衛システム(パトリオットPAC3)の7砲隊を共に配備しなければ、北朝鮮のミサイルから韓国を防衛できない」と分析した。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「THAADは北朝鮮ではなく、中国やロシアの攻撃から米国や日本を守るためのもの」
「韓国人の多くが勘違いしているが、THAADは韓国軍と無関係。在韓米軍を守るためのもので、韓国はただ土地を貸すだけ」

「どうしてもTHAADを配備したいのなら、国会前に配備して」
「どうせ命中させられないのになぜ配備する?」

「THAADさえあれば韓国を守れると主張している与党議員らは何を考えているんだ?」
「また韓国政府にだまされた」

「朴大統領以外の韓国人はみんな知っている事実」
「約20年前の分析を信じるの?状況は変わっている」(翻訳・編集/堂本)