J1で決勝アシストのG大阪ルーキーSB初瀬に慢心なし、U-19代表定位置取りへ「日々の練習を大切にしていきたい」

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 6日の甲府戦でJ1デビューを果たし、決勝アシストでG大阪の勝利に貢献したDF初瀬亮が8日午後、U-19日本代表候補合宿に本格合流。8対8などフルメニューを消化した。

「ずっと意識していた」という年代別日本代表。昨年は4月のU-18代表候補合宿に追加招集で参加したが、招集されたのはその一度だけだった。それでも「ガンバで結果残していれば、呼ばれるようになる」とクラブで努力を続け、アピールするチャンスを狙い続けた。そして今年、G大阪の新本拠地である吹田サッカースタジアムのこけら落としとなったプレシーズンマッチ・名古屋戦で先発に抜擢されると、J1第2節の甲府戦ではピンポイントの左クロスでFW長沢駿の決勝点をアシスト。注目される存在として年代別代表チームに戻ってきた。

 チームメートの高木彰人や堂安律が代表メンバー入りする中、悔しい気持ちはエネルギーになっていた。「彰人にしろ、律にしろずっと選ばれている中で自分は選ばれていなくて悔しかったですし、でも(周りのことについては)そんなに意識するのではなくて、ガンバでやっていれば(代表のスタッフは)ずっと見てくれていると思っていた。今回、選ばれて嬉しかったですし、(アジア最終予選まで)あと半年あるけれど短い期間だと思っていますし、チームに早く溶け込んで最終予選メンバーに選ばれるように頑張っていきたい」と力を込めた。

 この日のトレーニングでは左SBのポジションに入り、左クロスでアシストするシーンも。「きょうの練習もしっかりと自分のいいところを見せられたと思いますし、アシストをすることもできたので続けていれば結果に繋がると思いますし、日々の練習を大切にしていきたいと思います」。Jリーグを代表する強豪クラブ、G大阪ではいつチャンスが来るか分からない。その中で日々のトレーニングを見て評価してもらっていると感じ、日々のトレーニングに全力を注いできた。チームメートの疲労などもあったかもしれないが、先発することができたのはトレーニングでのプレーを認められたから。だからこそ、J1の舞台でも自信を持ってプレーすることができた。毎日を全力で過ごすことが、次のチャンスに繋がると初瀬は理解している。それだけに、今後へ向けても「日々の練習を大切にしていきたい」と繰り返した。

 初瀬はU-19日本代表のポジションを獲りに行くことを明言。正確なクロスボールなどの武器を持っていることに加え、G大阪では左SBに加えて、右SBでもプレーし、その幅を広げているDFは「声とかの面でもチームのプラスになれば」と盛り上げ役も買って出るつもりでいる。結果を出しても慢心している印象は全く無い。今年、同世代の中でいち早くJ1で結果を残しているDFが日々成長を遂げて、G大阪、U-19代表でも欠かせない存在になる。

(取材・文 吉田太郎)