『ポピュラス』のクリエイターが関わった『Fable』最新作が開発中止、Lionhead Studiosも閉鎖を検討中

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マイクロソフト(以下MS)は人気シリーズの最新作『Fable Legends』の開発中止を発表しました。開発を担当した英国の代表的スタジオLionhead Studiosの閉鎖も協議中のほか、同じくMS傘下にあるデンマークのPress Play閉鎖も合わせて発表されています。



『Fable』シリーズは、『ポピュラス』『ダンジョンキーパー』などで知られるゲームデザイナーのピーター・モリニューが関わってきたアクションRPGシリーズ。とてつもなく自由度が高く、主人公が人助けをする正義のヒーローになるもよし、盗みや殺人をする悪の道を歩むのも思いのまま。行いによって、優しげだったりコワモテで角が生えてきたりと外見も大きく変わることも好評でした。

2012年にモリニューが『Fable:the Journey』完成後にLionhead Studiosを離脱したあとも、『Fable』シリーズの展開は継続。最新作『Legends』はアクション性を強化しながら4人同時プレイ、最初から最後まで"悪役"としてプレイ可能という新機軸でクローズドβテスト中だっただけに、青天の霹靂でショッキングなニュースです。

また、合わせて閉鎖されるデンマークのPress Playは新プロジェクト"Knoxville"を進めていましたが、こちらもキャンセルとなりました。

MSの公式ブログによれば、今回の開発中止は熟慮を重ねたうえでの苦渋の決断とのこと。2つのスタジオに所属する開発者たちの才能と貢献を賞賛し、今後も彼らにXbox事業やゲーム業界での活躍の場を提供できるよう、緊密に協力していくと表明しています。

同ブログではRemedyの"Quantum Break"といった大作AAAタイトル、Rareの"Sea of Thieves"など新規IP、そして"Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)"を送り出したMoon Studioの新作をアピール。先の2つのスタジオ閉鎖により、イギリスやヨーロッパの開発コミュニティとの縁が切れるわけではないと強調しています。

スタジオの売却ではなく閉鎖のため、『Fable』が『バンジョーとカズーイの大冒険』(開発のRare株が任天堂からMSに売却)のようにシリーズ継続する可能性は薄そうです。有名RPGが会社の倒産とともに版権が流出して.........という話が世界で最も縁のないMSですが、セガ健在でもSCEのもとで復活しつつある『シェンムー3』の例もあるので、ポジティブに祈りたいところです。