元伊代表指揮官リッピ氏、現場復帰に意欲…過去にはミランから打診も

写真拡大

 元イタリア代表指揮官のマルチェロ・リッピ氏が、現場復帰に意欲を示した。同氏はイタリアメディア『メディアセット』のインタビューに応じている。

 リッピ氏は現在67歳。2012年5月から広州恒大の指揮を執り、2014年11月に退任した。退任後は実質的な指導からは離れたが、2015年2月まで同クラブに在籍していた。

 リッピ氏は「サッカーを欲している。もし、私を好んでくれるチームがあればね。どこかの代表監督を務められれば良い。様子を窺おうじゃないか」と、現場復帰を念頭に置いていることを明かした。さらに「イタリア代表監督への復帰はない。もし就任すれば3度目の指揮となるからね。指揮官以外の役割であれば、引き受けるかもしれないが。テクニカル・ディレクター(TD)? 決断するのは私ではない。私はTDをやってみたいが、それはイタリア代表に限ったことではない」と話し、テクニカル・ディレクターの就任に意欲を示している。

 また、日本代表FW本田圭佑が所属するミランの指揮官に就任する可能性については「それはない。(アドリアーノ)ガッリアーニ副会長とは良い関係であることから、過去にはそういった話もあった。私はその時、要請に『イエス』とは答えられない状況にあったんだ。最近、起こったことではない。ユヴェントスを指揮していて、それから中国の広州恒大とコンタクトをとるなど、多忙な時だったんだ」と話し、過去にミランから指揮官就任のオファーを提示されていたことを明かしている。