7日、余姚新聞によると、浙江省寧波市余姚市で、妊娠した女性のおなかの赤ちゃんの性別が女だと分かったことから、夫や家族から中絶を迫られる騒動があった。写真は妊婦。

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2016年3月7日、余姚新聞によると、浙江省寧波市余姚市で、妊娠した女性のおなかの赤ちゃんの性別が女だと分かったことから、夫や家族から中絶を迫られる騒動があった。

洪(ホン)さんと夫との間には、結婚後まもなく女の子が生まれた。村ではほかの多くの地域と同様、男の子を望む傾向があったが、初めての子どもとあって夫や夫の家族も非常に喜んでくれた。ところが、2人目を妊娠したことが騒動のきっかけになった。村人の間では「2人目はなんとしても男の子を」との考えが根強かったため、親戚はへき地にある非正規の診療所でエコー検査を受け、女の子なら中絶、男の子なら出産を、と提案した。親戚の中にも、何度も中絶してやっと男の子を生んだ者もいたという。

洪さんは、非正規の診療所でエコー検査を受けることに抵抗があったが、夫や義母の説得で検査を受けることに。結果は女の子という診断だった。これを受け、洪さんの妊娠を喜んでいた義母は態度を急変させ、「絶対におろさないとダメだ」と迫った。洪さんは「あなたたちは良くても、私は良くない。それに私は人間。男の子を生む機械じゃない!」と涙を流して反発した。それから、洪さんと夫の家族の関係は悪化し、洪さんが転んでも誰も助けてくれないような状態になった。洪さんはやむなく、娘を連れて実家に帰ることを選んだ。

しかし、それからしばらくして洪さんが出産したところ、生まれてきたのはなんと男の子だった。知らせを聞いてやってきた夫や義母は、洪さんへの態度を一変させたという。洪さんは娘と息子を連れて、再び夫の家に戻ったのだが、妊娠中に過度なストレスにさらされたことが原因で、生まれてきた子どもに先天性の疾患が見つかった。洪さんが後に調べると、エコー検査で男でも女でも「女の子だ」といい、中絶手術で金を儲ける非正規の診療所が存在することを知った。洪さんを診察した小児科の医師は、「妊娠中は母体の心身の安定が大事」と語り、本来であれば(子どもの病気は)避けられたとみているという。(翻訳・編集/北田)