7日、韓国ソウル市内に残る朝鮮王朝時代の石造城郭・漢陽都城の一部が崩壊したことが分かり、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。写真は漢陽都城と桜。

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2016年3月7日、韓国・マネートゥデイによると、韓国ソウル市内に残る石造城郭・漢陽都城の一部が崩壊したことが分かり、散策などで訪れる市民の接近が規制された。漢陽都城は朝鮮王朝時代に当時の都であった漢城(現在のソウル)をぐるりと囲んだ城郭で、現在、発掘や復元事業が進められている。

ソウル市によると、この日午前0時20分ごろ、漢陽都城の仁王山区間で幅6.7メートル、高さ3.7メートルにわたり城壁が崩れているのが見つかった。この区間は李氏朝鮮を興した太祖(在位1392〜98年)の時代に築城されて以来、そのままの姿をとどめた部分もあったが、近年風化が進んだことから、市が2年前からモニタリング機器を設置し監視を続けていた。

この日の市や専門家による点検の結果、原形を維持するため城壁を解体しての補修は行わない方針となった。市は今後、監視を行う22カ所を含め城郭全体の緊急点検を実施するほか、文化財庁は文化財補修のための緊急予算措置について検討を始めるという。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「遊んでる国会議員の年俸を減らして文化財を救おう」
「子孫の子孫の子孫の子孫の子孫の子孫の子孫までが見られるように、ちゃんと保存してほしい」
「前にも同じようなことがあったけど、なんでこうもみんな崩れるんだろう?文化財の補修はきちんとやろうよ」

「ここって工事で直した所だよね。やっつけ工事したんだろう」
「写真を見ると、城壁の上の部分は明らかに復元してるよ。でもずいぶんいいかげんな復元だ。下の方は数百年前のスタイルなのに、上は直角に切られた現代的な石を使ってる」
「ちゃんと学んだ人たちのはずが、やり方がひどい。昔の基礎の上に現代建築を作ること自体が問題」

「取り立てた税金はいったいどこに使っているのやら…文化財をちゃんと保存してくれ」
「監視機器を設置してたなら、崩れる前に感知するべき。崩壊して初めて分かるなんて、ただの無駄遣いじゃないか」
「都城が崩れるとは、なんとなく不安だ」
「崇礼門(南大門。08年に放火で焼失)の事件以降、国は傾くばかり。これで本当につぶれるね」(翻訳・編集/吉金)