日本を訪れる中国人観光客の増加に伴い、北海道や九州を中心に温泉を楽しむ中国人も増えた。「裸のつきあい」に慣れない彼らによる入浴マナーにかんするトラブルがしばしば起き、習慣への理解が求められるが、それ以上に知ってもらわなければいけないことは「入り方を間違えれば命を落としかねない」という点かもしれない。(イメージ写真提供:123RF) 

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 日本を訪れる中国人観光客の増加に伴い、北海道や九州を中心に温泉を楽しむ中国人も増えた。「裸のつきあい」に慣れない彼らによる入浴マナーにかんするトラブルがしばしば起き、習慣への理解が求められるが、それ以上に知ってもらわなければいけないことは「入り方を間違えれば命を落としかねない」という点かもしれない。

 中国メディア・中潔網は1日、日本人から学ぶ温泉の正しい入り方についての記事を掲載した。記事は「冬になるとみんな温泉に入りたがる。温泉は疾病に対し一定の効果がある一方、入り方が悪ければ健康を損なることになる」としたうえで、温泉浴のメリットと同時にリスクを紹介した。

 メリットでは温泉の持つ温熱効果、水圧効果、浮力効果そして五感が刺激されることでストレス解消や疲労回復につながる心理効果があると説明。そして、リスクについては禁忌症があること、適応症である糖尿病や高血圧なども重症であれば危険が生じること、急激な温度変化によってショック死する可能性があること、水圧により血管、肺、心臓が圧迫されることなどを挙げた。

 記事では、急激な温度変化を防ぐため、浸かる前に十分に掛け湯をすることが非常に大事であると説明している。「掛け湯」は昨今往々にして、温泉を汚さないようにするためという「他人に迷惑を掛けない」思想に絡めて説明されることが多い。しかし、「自分に面倒を起こさない」という、より現実的で切実な理由が存在することを、より多くの人に知ってもらうべきではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)