震災後、「エンターテイメントに何ができるか」を模索した作品

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俳優として演じながら、演出や脚本も手がける渡辺熱(あつし)氏が率いる演劇ユニット・デッドストックユニオンが、東日本大震災をテーマにした演劇「きっと。そしてずっと。2016」を2016年3月15日から1週間、東京都内の劇場で上演する。震災があった2011年に初演、5年目の今年は3回目の上演で、キャストを一新しての舞台となる。

今回は山口県の東北支援イベントでも上演

デッドストックユニオンは「ポップな人情喜劇」を作風に、幅広い年齢層に親しまれる笑って泣ける芝居を演じている。

「きっと。そしてずっと。2016」の舞台は東北地方にある高校の演劇部。物語は学校が廃校になることが決まり、演劇部が最後の公演を控えリハーサルを行っているシーンから始まる。稽古がいよいよ佳境に差し掛かったとき、突如おこった大震災。その日から高校は避難所となり、演劇部員は途方に暮れる。そんな部員たちが演劇を通じて自分たちの力で立ち直ろうと奮闘する物語だ。

初演は11年秋、震災から半年でまだ世の中が自粛ムードだった中あえて「3.11」を扱った舞台を作ることで「エンターテイメントに何ができるのか」を模索したという。今年は東京公演だけでなく、山口県下松市で行われる東北支援のイベント「がんばろう日本フェア!」でも上演される予定だ。

東京公演は3月15日から21日まで、東京都目黒区の「ウッディシアター中目黒」で。15日は夜1回公演で、16〜21日は昼と夜の2回公演。チケットは観劇ポータルサイト「カンフェティ」での購入、もしくは電話予約を受け付けている。価格(税込)は前売り券が3600円、当日券が3900円。全席自由。