中国メディアの環球網は7日付で、南シナ海に到着した米第7艦隊に所属するニミッツ級空母「ジョン・ステニス」を中心とする米空母打撃群(空母艦隊)が、「かつてない数量」の中国の軍艦に“包囲”されていると伝えた。(イメージ写真提供:(C)Dimitry Papkov/123RF.COM。ニミッツ級米空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」)

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 中国メディアの環球網は7日付で、南シナ海に到着した米第7艦隊に所属するニミッツ級空母「ジョン・ステニス」を中心とする米空母打撃群(空母艦隊)が、「かつてない数量」の中国の軍艦に“包囲”されていると伝えた。

 空母は「海上の航空基地」と言える存在で、必要な場所に自ら赴いて搭載機による卓越した攻撃力を発揮できるが、防御力には限界がある。そのため米海軍は「空母打撃群」という概念を採用し、空母は常にイージスシステムを具えるミサイル駆逐艦や潜水艦、さらに補給船などからなる艦隊で行動する。

 「ジョン・ステニス」の南シナ海については、誘導ミサイル駆逐艦「チャン・フー」、「ストックデール」のほか、誘導ミサイル巡洋艦「モービルベイ」、補給艦「レーニア」などが従った。

 艦隊は1日にルソン海峡を通過して、南シナ海に入った。米海軍によると、中国海軍の電子偵察船1隻が米艦隊にとりわけ接近し、その他にも多くの中国駆逐艦が米艦隊を取り巻いているという。ステニスのグレッグ・ハフマン艦長は、中国は空母打撃群を取り巻く艦船の数を増やしていると説明。すでに「私のこれまでの経験では、なかった」状況と述べたという。

 ただし、双方の艦体に衝突や摩擦はなく、ハフマン艦長によると「無線を通じて友好的に交流している」という。

 中国の軍事専門家である張軍氏は、中国艦隊による米空母打撃群に対する行動について「正常であり、専門的(なレベルを持つ作業)であり、国際法にも合致している」と説明。米国は「被害者」のような態度を取ることにより中国をおとしめ、南シナ火器を軍事化しようとしていると批判した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Dimitry Papkov/123RF.COM。ニミッツ級米空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」)