日本は中島が右SBでスタートしたが、途中からボランチに上がり、さらに攻撃の勢いを増した。

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【日本代表・総評】 6
五輪出場の可能性が消滅して迎えた、モチベーションの難しいゲームに。くさびからの1タッチプレーを織り交ぜるなど工夫が見られた一方で、先制直後に失点するなど課題も見られた。大会初の複数得点で初勝利を手にしたとはいえ、ベトナムとの実力差を考えると良くて及第点か。
 
 [個人採点・寸評]
[GK]
18 山下杏也加 5.5
今大会初出場。PKはコースを読んでいたがわずかに及ばず。ピンチ自体が少なかったとはいえ、ベテランの福元に比べるとコーチングもピッチに通らず、“静かすぎる”印象を受けた。
 
[DF]
3 岩清水梓 5
キャプテンマークを巻き、初戦以来の出場。しっかり相手のカウンターを止めていたが、40分の場面はペナルティエリア内で相手を倒してしまい、PKを献上。その後の大野のゴールで救われたものの、先制直後だっただけに、対応は考えなければいけない。
 
13 有吉佐織 6
左SBでスタートし、途中で右SBにシフト。素早い読みで相手の行く手を阻みつつ、高いポジション取りで攻撃の圧力を高め、ボランチや川澄との連係プレーも見せた。
 
14 中島依美 6.5 (86分OUT)
今大会初の右SBで出場し、常時高いポジション取りで攻撃参加。ボランチに入って以降は攻撃の起点となり、ドリブル突破で何度もチャンスメイク。得点シーンを筆頭に、後方からのパスへの合わせが絶妙だった。
 
17 田中明日菜 5.5
第2戦から3戦連続スタメン起用。21分に中島のクロスを頭で合わせるも相手GKの好セーブに遭い、ゴールはならず。その後もビルドアップでバタつくなど、不安を覗かせた。
 
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
[MF]
7 川村優理 6
中盤のスペースに入り込み、最終ラインからボールを引き出す。切り替えを早くして攻撃に向かう姿勢が前面に出て、自らも相手のペナルティエリア内まで上がって攻撃に厚みを生んだ。
 
9 川澄奈穂美 6
後方からのロングボールが長く、相手に先回りされてしまう場面が散見。アップダウンは精力的に繰り返していたが、その次の一手に対して慎重すぎたか。相手が間延びした終盤にヘディングシュートで大会初ゴールを決め、帳尻を合わせた。
 
11 大野 忍 6.5(66分OUT)
不慣れなサイドハーフでの出場ながら、自軍深くまで戻るなど献身的に守備をこなしつつ、連係プレーにも参加。前半終了間際のスーパーミドルは、同点にされた嫌な雰囲気を払拭し、チームに勇気を与える一撃だった。
 
19 上尾野辺めぐみ 5
ハイボール処理の目測を誤り、あわや失点のピンチを招く場面も。ボランチから左SBに回った後も、縦につけるパスが弱いなどミスは目立ったが、岩渕の先制点につながる中島への鋭いスルーパスは見事だった。
 
[FW]
15 郄瀬愛実 5.5 (66分OUT)
今大会初スタメン。高さを活かしてポストプレーを試みるが、ボールが上手く収まらず。32分にラインブレイクからフリーで放ったシュートもオフサイド判定で、ストライカーとして不完全燃焼に終わった。
 
16 岩渕真奈 6.5 (66分OUT)
序盤からエンジン全開。郄瀬のやや後ろで積極的にボールを引き出しながら、自らもドリブル突破、シュートと果敢にゴールに迫る。中島のクロスに絶妙なタイミングで飛び込み、先制ゴールを記録するなど攻撃を牽引したが、53分のジャンピングヘッドは決めておきたかった。
 
交代出場
FW
10 大儀見優季 6.5 (66分IN)