五輪逃したなでしこ、失意の中でベトナムを6発粉砕《リオ五輪アジア最終予選》

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▽なでしこジャパンは7日、リオ五輪アジア最終予選の第4戦・ベトナム女子代表戦に臨み、6-1で勝利した。

▽なでしこジャパンは、この試合の前に行われた他会場の結果により2000年のシドニー大会以来、五輪出場を逃すことが決まった。チームは、1-2で敗れた中国代表戦から田中と川村以外の先発9選手を変更。2トップに岩渕と高瀬を並べ、右に川澄、左に大野を配した。

▽徐々にペースを握ったなでしこジャパンは11分、セットプレーの流れから決定機を演出する。上尾野辺のクロスを田中が受けると、最後はボックス右に抜けた岩渕がシュート。しかし、これは左ポストに直撃した。さらに20分、中島のクロスから田中がヘッドするも、今後はベトナムGKがビッグセーブ。こぼれ球をゴール至近距離の高瀬が詰めたが、DFの決死のブロックに遭ってシュートは枠を外れる。

▽佐々木監督は、開始20分ほどで3選手の配置を変更。右サイドバックでスタートした中島を中盤センターに移し、上尾野辺を左サイドバックとする。そして、逆サイドの右サイドバックには有吉が回った。

▽そのなでしこは、39分に試合の均衡を破る。相手DFとうまく入れ替わってボックス左付近に侵入した中島が左足でグラウンダークロス。これを正面の岩渕がプッシュした。

▽しかし、なでしこはリードしたまま前半を終えることができない。42分、自陣ボックス右で岩清水がファウルを取られる。正当なチャージに見えたが、主審はPKを宣告。これをフイン・ヌーに決められて1-1とされる。

▽それでも、なでしこは直後に再び引き離した。45分、右サイドからのクロスをファーの岩渕が落とすと、最後は大野が左足一閃。ゴール左上の好コースにシュートが決まり、2-1とリードしてハーフタイムを迎えた。

▽迎えた後半も、なでしこジャパンが試合の主導権を掌握する。53分に岩渕の際どいヘディングシュートでゴールに近づいたなでしこジャパンは、直後にも中島が遠めの位置から左足でバー直撃のミドルシュートを放つ。

▽佐々木監督は、66分に2トップを変更。高瀬と岩渕に代えて大儀見と横山を投入する。すると、80分に追加点を記録。左サイドに抜け出した大儀見のクロスをゴール前の川澄が頭で合わせて、リードを2点に広げた。

▽完全に試合を支配するなでしこジャパンは、83分に中島のミドルシュートが相手にディフレクトしてネットを揺らし、試合を決定づける。さらに90分には、途中出場の宮間が放ったミドルシュートを相手GKがこぼすと、ルーズボールに反応した横山がチーム5点目を記録。試合終了間際には川澄のクロスから大儀見がダメ押しの6点目を決め、失意の中でなでしこがベトナムを一蹴し、最終予選初勝利を手にした。

▽なお、オーストラリア女子代表vs北朝鮮女子代表はオーストラリアが2-1で勝利。この結果、グループ首位のオーストラリアと2位の中国がリオ五輪行きを決めている。