五輪出場逃したなでしこ、ベトナムに6発大勝…4戦目でついに予選初白星

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 リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の第4節が7日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)とベトナム女子代表が対戦した。

 同予選は2月29日から3月9日にかけて大阪府で開催。日本、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、オーストラリア、中国、韓国、ベトナムの計6チームが参加し、総当たりのリーグ方式で、上位2カ国にリオ五輪の出場権が与えられる。

 なでしこジャパンは初戦のオーストラリア戦で1−3の敗戦。続く韓国戦を1−1で引き分け、前節の中国戦には1−2で敗れ、同予選未勝利が続いている。3試合を終えて勝ち点7で2位につける中国と、勝ち点2で4位の韓国との試合が、7日の16時35分にヤンマースタジアム長居でキックオフ。同試合で中国が1−0で勝利を収めたため、なでしこジャパンはベトナム戦キックオフの前に予選敗退が決まり、2000年のシドニー大会以来4大会ぶりにオリンピック出場を逃すこととなった。

 なでしこジャパンは現在勝ち点1で5位。ベトナム戦には前節中国戦からはDF田中明日菜、MF川村優理、MF中島依美を残して8人先発メンバーを入れ替えた。これで招集された20名全員が同大会に出場したことになった。対するベトナム女子代表は3連敗で勝ち点0の6位。両チームともに同予選初勝利を目指す。

 立ち上がり両チームともになかなかシュートに持ち込めなかったが、最初にチャンスを作ったのはなでしこ。11分、CKの流れから田中のパスを受けた岩渕真奈が、エリア内右から右足でシュートを放つ。しかしボールは左ポストに弾かれて、先制点には至らない。

 攻めるなでしこは21分、左CKをショートコーナーで繋ぎ、中島が右足でクロスを供給。ファーサイドでフリーになった田中がヘディングシュートを放つが、GKダン・ティ・キュウ・チンに防がれてしまう。こぼれ球に高瀬愛実が反応するが、枠を捉えることができない。

 39分、左サイドをスルーパスで抜け出した中島が左足でグラウンダーのクロス。エリア内中央に走り込んだ岩渕が右足で押し込み、なでしこが先制点を挙げた。

 先制点からわずか3分後、ベトナムにこの試合最初のチャンスが訪れる。エリア内左でボールを受けたグエン・ティ・ホアに対してボールを奪いに行った岩清水梓のチャージがファールの判定。42分に得たPKをフイン・ヌーが落ち着いてゴール右に決めて、ベトナムがすぐさま試合を振り出しに戻した。ベトナムはこれが同予選初得点となった。

 同点にされたなでしこは前半終了間際の45分、再びリードを奪う。エリア内中央で岩渕がボールを受けると、エリア外の大野忍にパス。大野は左足を迷わず振りぬくと、ゴール左上に鮮やかに決まった。前半は2−1となでしこ1点リードで折り返した。

 後半に入ってもなでしこの攻勢が続く。48分、左CKから中島が右足で入れたクロスを、ニアサイドで川村が頭で逸らす。エリア内中央でフリーになっていた大野がヘディングシュートを狙ったが、ゴール上に外れた。さらに53分、中島が右サイドをドリブルで抜けだして中央に折り返す。エリア内中央で岩渕が頭で合わせたが、わずかにゴール上に逸れた。

 決定機が続くなでしこは55分、中島がエリア外中央から中島が左足で強烈なミドルシュート。ボールはクロスバーを叩き、追加点とはならない。

 なでしこは66分、岩渕と高瀬を下げて横山久美と大儀見優季を投入。すると直後の67分、上尾野辺めぐみが低い位置から左足でクロスを供給。エリア内中央で大儀見が強烈なヘディングシュートを放つが、GKダン・ティ・キュウ・チンの正面を突いてしまう。73分にも左サイドからのクロスに大儀見がダイビングヘッドで飛び込むが、ボールはゴール上に外れた。