劇的といえるほど、大きく変化している新しい世代のランドローバー(レンジローバー)各モデルの中にあって、古き佳きイメージを色濃く残しているのがランドローバー・ディスカバリーでしょう。

全長4850×全幅1920×全高1890mmという巨体ですが、スクエアなボディフォルムと、高めのアイポイント、これぞ「コマンドポジション」と表現できる運転(着座)姿勢によりボディ四隅の見切りや把握がしやすく、やや狭い林道などでも不安なく入っていくことができます。

「ContiVikingContact 6(コンチ・バイキング・コンタクト・シックス)」というスタッドレスタイヤを履いたディスカバリーHSEには、鹿島槍スキー場周辺を中心に公道を走りましたが、4輪独立式のサスペンションはストローク感があり、雪上でもなかなか上質な乗り味を見せてくれます。

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公道では滑り出す気配もなく、4輪電子制御トラクションコントロールやヒルディセントコントロール、ヒルスタートアシスト、そして路面状態によって走行モードを変えられる「テレインレスポンス」により幅広い道路環境に即座に対応してくれます。

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また、特設の雪上コースを走らせる機会はありませんでしたが、モーグル(コブ)で片輪が浮いてしまうようなシーンでも独立式サスペンションでも不安はないはずで、自動車高調整機能付クロスリンク電子制御エアサスペンションと「テレインレスポンス」により高い接地性と走破性を確保。

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エンジンは3.0LのV6スーパーチャージャーで、機械式過給器らしく中・低速域から力強い加速感を披露してくれますから、郊外路で速めのペースで走っても余裕十分。高速道路を巡航する機会はありませんでしたが、クルーズコントロール(ACC)も搭載されていますからロングクルージングも非常に楽なのではないでしょうか。

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大人にとっては非常用の域は出ませんが、子どもなら実用になりそうなサードシートも備えており、貴重な7人乗りSUVとして予算が許せば(715万〜840万円/限定車のぞく)長く付き合いたくなる本格オフロード4×4といえるでしょう。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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