本を読みたい時に古本屋へ買いに行く、自動車を買い替える時には中古車も選択肢に入れる、ユーズドの洋服をまとめ買いする……日本の消費生活において「中古」はごくありふれた存在になっているが、中国人から見るとやや奇異に見えることがあるようだ。

 中国メディア・海外網は2日、「日本人はどうして中古品を好んで買うのか」とする文章を掲載した。記事は、「日本の古着店は多くの女性が好きである。しかし、古い服で誰が着たかも分からないのに、と多くが理解できないのだ」と紹介。

 そのうえで「中古とは、セカンドハンドという言い方に比べて明らかに文化的な要素を多く含んでいる。日本には大小さまざまな中古店が存在し、ハイレベルなメンテナンス、合理的な価格、充実した品物で有名なのだ。中古は彼らにとって、単なる消費ではなく文化なのだ」と解説。日本経済が衰退しつつあるなかでも、中古店は依然として隆盛を誇っているのであるとした。

 また、日本で「中古文化」が振興した背景として「日本人が物を丁寧に使い、自分がいらなくなった物については、ふさわしい買い手が見つかることをとても望んでいる」、「店も品物の保養や洗浄をしっかり行ったうえで売るのである」と説明。中古店の多くがチェーン店化していることを伝えた。

 文章は「日本の中古店利用者は主に若者だが、決して『貧乏』だからと思ってはいけない。中古商品は流行文化。彼らがお金を払って商品だけでなく、ストーリーも買うのだ」と説明している。

 中古品の取引が成り立ち、「文化」にまで昇華される背景には、経済的な要素のほかに、文章が指摘するように「使う側の思い」や店の商品管理徹底、価格設定の合理化といった努力もあるのだ。愛着を持って使ってきたものが要らなくなった際、自分に代わって大事に使ってくれる人がいるという期待や願いがあるからこそ手放すことができるのだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)