インテル指揮官、3発快勝も決定機逸に不満「もっと得点しなければ」

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 セリエA第28節が6日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルはホームでパレルモと対戦し、3−1で勝利を収めました。試合後、ロベルト・マンチーニ監督がクラブ公式チャンネル『インテル・チャンネル』のインタビューに応じた。

 前節終了時5位のインテルは、11分にアデム・リャイッチのゴールで先制すると、23分にはマウロ・イカルディの追加点でリードを2点に広げる。前半終了間際の45分にフランコ・バスケスに失点を喫して1点差とされるが、後半54分にイヴァン・ペリシッチが追加点を獲得。インテルが3−1で2試合ぶりの勝利を収め、4位フィオレンティーナとの勝ち点差を「2」に縮めた。

 マンチーニ監督は試合後、「今日は、(試合終了直前の失点で0−1と敗れた)サッスオーロ戦のような試合だった。最初の10分で、4、5回のチャンスがあった。疲れはあったが、我々は素晴らしかった。選手に発破をかけられるように努力した。ゴールにつながった一連の連携は素晴らしかったが、ほかの場面でもっと得点しなければならなかった。インテルは花開こうとしている? もう春だ。そうなることを願っているよ。まだ遅くはないし、多くの選手は良くなり続けている」と言明。チャンスを活かせたことに満足を示したものの、もっと得点を奪えたとの見解も示した。

 そして、先制点を挙げたリャイッチについては、「彼のサッカースタイルを私は愛している。そのことを彼はわかっている。しかし、時に彼は私を怒らせてしまう。能力や素晴らしい脚力を持っていて、試合の中でも魅了するプレーを見せているが、それだけでは十分ではない。彼は若く、もっとできるということを理解しなければならない。サイドアタッカーとして、ダビド・シルバ(マンチェスター・C)のようにプレーできる。彼は経験があり、2回以上ボールに触れない。もしアデムがこういったことを学べれば、シルバに似た存在になれる」と語り、プレーの改善を促した。

 次節、インテルは12日にボローニャをホームに迎える。