米国が開発したミサイル防衛システム「THAAD(サード、終末高高度防衛ミサイル)」の導入をめぐり、韓国が中国と米国の間で板挟みとなっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 米国が開発したミサイル防衛システム「THAAD(サード、終末高高度防衛ミサイル)」の導入をめぐり、韓国が中国と米国の間で板挟みとなっている。

 「THAAD」は大気圏外において敵の弾道ミサイルを迎撃するための弾道弾迎撃ミサイルシステムだ。北朝鮮が「人工衛星」打ち上げ実験や「水爆」実験を行って以来、朝鮮半島を中心に軍事的緊張感が高まっており、米国は在韓米軍にTHAADを導入したい考えだ。

 中国はTHAADの韓国への導入に強く反発しているが、韓国国防省の関係者がこのほど、「米韓両国はともにTHAAD導入が必要と考えている」と述べたことについて、中国メディアの中華網は「韓国メディアからは韓国政府は対中外交に失敗した」などといった批判の声があがっていると主張した。

 記事は、韓国メディアが、韓国政府が外交面で犯した失敗は3つ存在すると報じたことを紹介。失敗の1つ目は「日本との慰安婦問題の妥結」、2つ目は「開城工業団地の閉鎖」、3つ目は「米国にTHAAD導入を求めたこと」であると主張し、こうした失敗は対日本と対北朝鮮、そして対中国に対する外交面に「マイナスの影響をもたらした」と批判したことを伝えた。

 韓国は経済面で中国への依存が高まっており、THAAD導入に対する中国の反発を無視することはできず、まさに米中の間で板挟みとなっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)