Doctors Me(ドクターズミー)- 赤ちゃんがなかなか寝付かない…赤ちゃんの「適応不全」とは?

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赤ちゃんとのコニュニケーションで悩んだことありませんか?言葉で伝えられない分、お母さんたちは赤ちゃんの表情や身体、などあらゆるサインを読み取ろうと必死ですね。

そんな赤ちゃんに関する悩みの一つとして「寝つきが悪い」ということがあげられます。今回は、特に新生児にしぼって、赤ちゃんが寝付かない原因について、医師に詳しい話を聞いてきました。

新生児の睡眠

生まれて間もない赤ちゃんである新生児は、1日に約15〜20時間ほど睡眠をとります。そして起きたり、泣いたり、母乳を飲んだりと覚醒している時間があるので、このサイクルを2〜3時間おきに繰り返します。生まれたての新生児期はお母さんのお腹の中から出てきたばかりであることから、睡眠をたくさんとり、徐々に新しい環境に慣れていくものなのです。そのため新生児は、昼夜の認識もできません。

生まれたての赤ちゃんには、もう個性というものがあります。それほど多く眠らないという子もいるし、手がかからないまま静かに眠ってしまう子もいれば、抱っこしても、母乳をあげても全然寝てくれないという子もいるでしょう。しかし、なかなか寝ない理由が個性で済めばよいのですが、何か問題が起こっている場合もあります。

赤ちゃんが眠れない原因は?

赤ちゃんが眠れない主な原因として

・寝る姿勢が苦痛
・眠る環境としては何かが刺激になっている
・授乳後、げっぷが出なくて胸が苦しい
・少ない授乳量で、すぐに空腹になる
・便秘
・適切な体温管理ができない
・寂しい、不安
・病気のサイン


などがあります。

これらの原因の大元にあるのは「適応不全」。生まれたばかりの新生児に起こりうる問題です。赤ちゃんは、急に外の世界に出てきて新しい環境に慣れることがなかなかできず、安心して眠れないのです。

お腹の中との大きな違い

大人でも、旅行先で眠れない、ストレスを抱えているになっていることなどがありますよね。すぐに適応して眠ってばかりの新生児もいますが、10か月も母親のお腹の中で過ごし、外の世界に出てきたばかりでは、環境に慣れなくても当然ですね。

そのため、新生児の赤ちゃんが眠る環境は、子宮の中の環境に近づけることが大事です。子宮の中での赤ちゃんは、体を丸めてながら、温かい羊水の中でお母さんの心臓の音や声、ぬくもりに包まれていました。少しでも近い環境を作り、安心できる状態にしてあげましょう。

赤ちゃんの睡眠と成長ホルモン

睡眠不足が続いてしまうと、赤ちゃんの発達に影響が出る可能性があります。赤ちゃんが成長するためには「成長ホルモン」が不可欠です。このホルモンは、夜間の深いノンレム睡眠時によく分泌されることが分かっています。そのため、夜間帯に多く寝れるように、慣らしてしてあげましょう。

夜の電気の光など、明るい環境での睡眠は、疲労になる事があります。夜たくさん眠ってもらうためには、朝早く起こして窓越しに日光を浴びさせるといいでしょう。そうすれば体内時計により、夜になると自然に眠気が出てくるようになります。

【医師からのアドバイス】

理想の睡眠時間に近づけるように、工夫して赤ちゃんが眠りやすい環境作りをしてみましょう。一日の生活リズムをうまく整え、赤ちゃんが健やかに成長できるよう、上手にサポートしてください。

(監修:Doctors Me 医師)