一方、花粉シーズンが終わり1カ月以上経っても咳が出続けたり、喉の不快感が収まらない場合は、花粉症が原因による「後鼻漏」を発症している場合がある。
 「『後鼻漏』は、鼻水が喉の方へ流れ落ちることを指すものです。鼻と喉は繋がっているため、鼻水の一部が喉に流れることは誰にでも起きますが、大量に分泌されると前方(鼻の穴)から出ず、絶えず喉へ流れ込んでしまう。結局、それを口から吐き出し続けるか、飲み込むしかなくなってしまうのです」(健康ライター)
 口の中にいつも鼻水がある、咳が止まらない、喉に鼻水が張り付いているような異物感や違和感がある--。さらに口に唾が異常に溜まる、口臭が気になるなど、強い不快感を伴う症状が挙げられる。このような状態が続く場合には、耳鼻咽喉科を受診してみるべきだ。

 ではここで、今春の花粉情報について触れておこう。
 日本気象協会などによると、今年の花粉飛散量は昨春よりも東日本は少なめだが、西日本は多めになる見通しだという。平年値と比べると少なくなるが、強風の日や雨が降った翌日は、一時的に花粉の飛散量が増える可能性があるとしている。
 また、花粉は1年ごとに飛ぶ量が多い年と少ない年が交互に訪れるが、昨春に飛散量が多かった東北〜関東、東海地方は今春は少なく、非常に少なかった九州北部などでは逆に多くなる見通しだ。九州北部では約2倍、近畿や山陰地方も約1.4倍と予想される。

 スギ花粉の飛散は関東、東海、近畿南部、九州地方では2月上旬から始まり、東北地方は南部が2月下旬、北部が3月上〜中旬。また、東日本、西日本は2〜3月が平年よりも暖かくなると見られ、スギ花粉の飛散がピークを迎える時期も平年より1週間〜10日ほど早まりそうだ。関東、東海、近畿、中国地方は2月下旬から3月上旬、九州や四国は2月後半から3月初め。ヒノキの花粉はスギより遅く、桜が咲くころにピークを迎えそうだという。

 花粉飛散量が最も多い日の特徴を、日本気象協会は以下のように挙げている。
 (1)暖かく乾燥している日。
 (2)風が強い日。
 (3)前日までまとまった雨が降った日。
 (4)朝までの雨が上がって天気が回復した日。
 「天気と花粉の飛散量には深い関係があります。ここに挙げた4点に当てはまる日、とくに10時〜15時は飛散量が多いと言われるため、時間調整をする必要があります。帽子の着用、マスクも着けてお出かけください。帰宅後は花粉を洗い流すことが大事。鼻をかみ、手洗いし、シャンプーなども出来たらいいですね。とにかく花粉は吸わない意識を持つことです」(前出・健康ライター)

 これらのことを参考にしながら、自分の体の変化に注意を向け、睡眠、休息、栄養の摂り方など、生活の基本を見直し、ストレスを溜めないこと。過度の飲酒と喫煙も避けて、自分をコントロールする生活をもう一度見直し、より快適にすごす努力をしよう。