日本と中国は地理的にも距離が近く、日本文化の多くも中国由来のものも多い。しかし、子育てに関しては相反する考えが少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国は地理的にも距離が近く、日本文化の多くも中国由来のものも多い。しかし、子育てに関しては相反する考えが少なくない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、冬場の日本では子どもたちが薄着で生活している様子を伝えつつ、「子どもたちが関節炎になるのではないか」と懸念を示す記事を掲載した。中国では一般的に東洋医学の考え方に基づき、体を冷やすことを極度に嫌う人が多い。特に冬場は身動きが取れない程に厚着させられている子どもたちを目にする。

 中国では「体を冷やすと関節炎になるため、薄着はいけない」と言われている。現に中国の親は子どもに室内でもダウンジャケットを着せ、外出する時はその上からさらにダウンジャケットを重ね着させる人もいるほどだ。日本では「子どもは風の子」と言うが、中国ではまったく理解されない考え方だろう。

 一方で記事は、「関節炎の原因は寒さではなく、突然の温度変化が免疫を下げるから」と説明している。そしてWHO(世界保健機関)の統計を基に、日本と中国の関節炎発症率に違いはないとも伝え、「体を冷やすと関節炎になるため、薄着はいけない」という中国の伝統的な考え方は統計的には有意な差はないことを紹介した。それでも日本式の育児方法を「極端な育児方法」であり、「他の人の選択は尊重するが、自分の子どもには実践できない」とした。

 文化や習慣には地域差があり、それぞれが尊重されるべきものだ。子育て方法についても同様であり、それぞれの習慣が科学的であるとは言えないが、それもふまえて文化の違いを理解するのも文化交流の醍醐味と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)