「爆買い」という名の春風の香りに誘われて、自慢の商品を引っ提げて巨大な中国市場の海原に飛び込んでいく日本の消費財メーカーが増えている。中国メディア・国際商報は、1日に上海で開幕した中国華東輸出入商品見本市から、その傾向が加速していることを感じ取ったとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 「爆買い」という名の春風に誘われて、自慢の商品を引っ提げて巨大な中国市場の海原に飛び込んでいく日本の消費財メーカーが増えている。中国メディア・国際商報は、1日に上海で開幕した中国華東輸出入商品見本市から、その傾向が加速していることを感じ取ったとする記事を掲載した。

 記事は、同見本市には日本企業に混ざって公益財団である東京都中小企業振興公社が参加し、企業のPRを手助けしていたと紹介。関係者が「訪日観光客の消費額が増えるのに伴って、中国の消費者による日本製品への理解もより深まっている。今後中国市場に進出する日本の商品はより多くなるだろう」、「中国の消費者は日本製品の技術、品質、安全性を高く評価している。両国間の貿易関係は非常に緊密になっており、われわれは非常に自信を持っている」と語ったことを伝えた。

 また、参加した日本企業には生活用品や装飾品、贈答品などを扱う企業のほかに、手工業製品やオーダーメイド製品といった高級製品のメーカーもあったと説明。手作りの茶器を扱うメーカーの担当者が「中国人の生活レベルとともに消費能力も大きく向上している。必ずや中国にマーケットは存在する」と中国市場に期待を寄せていることを紹介した。

 経済成長が鈍化し、先行きを危ぶむ声が絶えない一方、これまでの成長によってかつてはほんの一握りしかターゲットにならなかった製品に食指を伸ばす購買層が大きく増えたことは間違いない。都会の市民を中心に「量より質」へと意識の変化が生じるなか、高品質なイメージを持つ日本の消費財がメーカーの中国進出といういわば「正規ルート」によってどんどん入って来るようになることを歓迎する消費者は多いはずである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)