中国のネット上には日本の児童教育にかんする情報が数多存在し、しばしばトピックとして取り上げられる。最近では幼稚園で真冬に「裸の教育」を行うことの是非を巡って議論が繰り広げられた。中国メディア・騰訊網は1日、「日本の教育は本当に中国よりいいのか」と題し、日本の幼児・児童教育における指導内容や事情について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のネット上には日本の児童教育にかんする情報が数多存在し、しばしばトピックとして取り上げられる。最近では幼稚園で真冬に「裸の教育」を行うことの是非を巡って議論が繰り広げられた。中国メディア・騰訊網は1日、「日本の教育は本当に中国よりいいのか」と題し、日本の幼児・児童教育における指導内容や事情について紹介する記事を掲載した。

 記事は、「参考にできる点があるかどうかは、みんなが自分で判断すればいい」としたうえで、日本の幼児・児童教育について紹介。寒さのなか裸や薄着で体を鍛えること、食の大切さ、ありがたさを実感するための「食事の手作り体験」、立つ姿勢や座る姿勢などを小さいころからしっかりと教え込むこと、社会の一員であることを理解させるための高齢者施設訪問やゴミ拾い活動の実施といった点を例示した。

 また、「中国の学校や保護者であれば絶対に受け入れられない」ほど児童の恋愛に対して寛容であること、早い時期に性教育を行うこと、化粧をする小学生女子児童もおり、中には親が化粧の仕方を教えていること、小学生は自分で登下校することなど、子どもの自主性を尊重した姿勢も見られることを紹介した。

 記事は最後に「われわれは日本に学ばなければいけないということはないが、この国が実に独特な自らの文化を持っていること、みんながその文化を代々受け継いでいることは、敬服に値するのだ」としている。この意見は専ら、小学生に化粧を教える行為が「日本において化粧は他人への敬意であり、礼儀であるという文化に基づく」という論理に対して述べられたものだが、教育の姿勢や手法全般に渡って言えることではないだろうか。

 他人のやり方を見て自らと比較し、取り入れるかどうかを検討することは実に有意義だ。単なる賞賛に留まらず、自国の状況を議論し改善するための資料として、日本独特の教育姿勢を紹介してもらえればいいのである。「○○に学べ」というのは、真似することではなく、「○○を参考にしてより良い方法を考えろ」ということなのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)