爆笑問題・太田光

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4日放送の「爆報!THE フライデー あの人は今…大追跡2時間SP」(TBS系)で、元お笑い芸人・萩原正人の闘病と、夫婦で腎臓移植に踏み切った壮絶な半生を紹介した。

番組では「実録!病と闘う芸能人」と題して、かつてお笑いコンビ・キリングセンスとして人気を博した萩原の闘病人生と、萩原を献身的に支えた妻、美香さんの過酷な運命を取り上げた。

2015年、テレビ雑誌のライター業を営んでいた萩原は、末期の腎不全に侵されて人工透析を受けていた。厳しい食事制限で塩分の味付けは一切無し、腎臓の排出機能が低下したため、水も1日、600ccしか摂れない毎日だった。食事は、当時から美香さんが担当していた。

かつてキリングセンスは、爆笑問題やホンジャマカらと同期のお笑いコンビとして活躍し、美香さんは高校生の頃から萩原の大ファンだったそうだ。しかし、萩原は96年を境に、テレビから姿を消す。

実はこの頃、萩原は肝硬変とB型肝炎の悪化で、医師から余命宣告までされていたのだ。治療には移植手術をするしかいないが、当時の日本では肝炎患者への肝臓移植はされておらず、爆笑問題の太田光らの働きかけで、米国で肝臓移植をすることになった。

しかし、渡米した萩原が病院で告げられた移植の順番は、1年半待ちの23番目。時間の経過と共に容体は悪化し、萩原の腹水は6リットルも溜まり、合併症の肝性脳症も発症。さらに利尿剤の過剰摂取で、腎不全までも起こしてしまった。

ところがその後、ある脳死者から肝臓と腎臓を同時に提供されることになった萩原は、同時移植で生命を取り留めたのだ。美香さんもこの朗報を新聞で知り、大いに喜んだそう。その後、社会人として働く美香さんは恋愛の機会もなく、一方の萩原は芸人からライターに転身した。

それから12年が経過した2012年の阿佐ヶ谷で、美香さんは偶然に萩原を見つける。26年間憧れた芸人に偶然出会ったのだ。やがて交際を始めたふたりは2015年に入籍した。

だが、当時の萩原は腎不全を再発しており、週3日の人工透析を受けていた。そこで、美香さんは萩原への腎臓移植を申し出る。夫婦間では臓器移植の優先提供が可能となることを知った美香さんは、結婚前から腎臓提供の適合検査を受け、密かに移植の準備を整えていたというのだ。葛藤の末、ふたりは夫婦間移植を決意する。

2015年11月21日、手術の3週間前にふたりは結婚式をあげた。これまでお世話になった様々な人々に祝福されたふたりだったが、これは、移植手術のプレッシャーを跳ね除けるためでもあったという。

そして、12月10日の移植手術当日、5時間の手術後、美香さんの片方の腎臓は、無事に萩原に移植された。美香さんの腎臓が見事に適合した萩原は水分の制限もなく普通の食事ができるようになり、人工透析からも開放された。現在は、普通の生活ができる喜びを噛み締めているのだそう。

VTR後、出演者が号泣するスタジオでは、司会の太田が、米国での手術に待たされ、体調が悪化した萩原からの電話を「『もうダメです』って、僕のところに電話がかかってきたんですよね。『太田さん、本当に色々お世話になりました。僕、もう死にます』って。夜中ですよ?」と明かした。

さらに太田は「そのときオレ、メチャクチャ夫婦喧嘩の最中だったですよ。カミさんはこっちで暴れてるし、電話の向こうでハギは『死ぬ』って言ってるし」と語って、笑いを誘った。その2時間後に、ドナーが見つかったとの連絡が届いたのだそうだ。

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