3日、エアバスが中国要素で市場獲得を狙っている。完成したあかつきにはフランスで組み立てられた航空機が天津に飛来。客室装備や塗装、検査を実施することとなる。写真は2日、天津で行われたA330最終工程・引き渡しセンターの着工式。

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2016年3月3日、北京商報によると、エアバスが中国要素で市場獲得を狙っている。

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2日、天津でエアバス社のA330最終工程・引き渡しセンターが着工した。完成したあかつきにはフランスで組み立てられた航空機が天津に飛来。中国市場向けの客室装備や塗装、検査を実施することとなる。天津にはすでにナローボディー機(客室通路が1本)のA320最終組立工場があるが、今度はワイドボディー機であるA330でも中国が製造に関与することとなった。

エアバス社の狙いは巨大な中国市場の獲得にある。2005年にA320最終組立工場建設で合意すると、中国市場におけるエアバス社のシェアは25%から50%にまで跳ね上がった。ライバルのボーイング社も昨年、中国での工場建設を発表。早速、中国から300機もの大口発注という返礼を受けている。

中国の狙いは巨大市場の見返りに技術協力を受け、最終的に国産航空機メーカーの発展を目指すことにある。中国商用飛機有限責任公司はナローボディー機のC919を開発中で、すでに1号機がロールアウト。初飛行に向けての準備を進めている。(翻訳・編集/増田聡太郎)