「なでしこジャパン」の川澄奈穂美選手と女子サッカー韓国代表のチ・ソヨン選手。2人は一時期、同じ日本のチームに所属していた。チ選手がチームを離れた後も、川澄選手のブログにはチ選手がしばしば登場。「日韓交流」が続いている。

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2016年3月4日、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の川澄奈穂美選手=INAC神戸=のブログには、韓国代表のチ・ソヨン(池笑然)選手が、しばしば登場する。チ選手はINAC神戸在籍当時、川澄選手、同じINAC神戸の田中明日菜選手の3人で共同生活していた。その後、英国のチームに移籍したが、ほのぼのとした「日韓交流」は今も続いている。

チ選手は、韓国の女子フル代表に15歳8カ月でデビュー。20歳以下の FIFA (国際サッカー連盟)U−20女子ワールドカップなどで活躍し、11〜13年の3シーズンにわたりINAC神戸に所属した。鋭いドリブルなどが持ち味で、なでしこリーグのベストイレブンにも2回選ばれた。韓国では「女メッシ」の異名もある。

3人の共同生活は女子サッカーファンにはよく知られた話で、川澄、チ両選手が手をつないで神戸の街を歩く姿が「フライデー」されたこともある。13年の東アジア杯日韓戦後、チ選手が「日本で生活していると、いつも韓国人である私を見下す視線を感じる」と発言したと韓国メディアで伝えられ、物議を醸した。その時も川澄選手「ソヨンはそんなことを言う子じゃない。日本のことを悪く言ってません」とかばった。

チ選手は14年、英国のチェルシーに移ったが、シーズンオフには必ずといっていいほど来日。神奈川県内の川澄選手の実家を訪ねた時の写真など、家族ぐるみの親密ぶりがブログにアップされている。川澄選手は毎年のようにプライベートで韓国に行く韓流ファンで、今年1月にもチ選手と一緒にソウル市内の動物園に行ったり、食事したりする様子を楽しそうに紹介。2月21日のチ選手の25歳の誕生日には韓国代表の10番のユニホームの写真を掲載し、「このユニホーム着て日本と対戦する時のソヨン嫌いです(笑)」とつづった。

仲良しの2人がライバルとして対決するサッカー女子リオデジャネイロ五輪のアジア最終予選は、2月29日から大阪で始まった。アジアの出場枠は2。日韓と中国、北朝鮮、オーストラリア、ベトナムの6カ国が総当たりする厳しい戦いだ。(編集/日向)