「勉強うながしホーム」は、2つの時間帯を切り替えて使うことを可能にする

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 スマホは長時間使っているのに、なかなか勉強には“やる気”を出してくれない子どもに、悩んでいる父兄も多いだろう。大人自身でさえ、なかなかスイッチオンできない“やる気”だが、大切なのは「Nudge」という考え方だという。

 「Nudge」とは、アメリカの経済学者Thalerと法律学者Sunsteinが提唱する「選択を禁ずることも、経済的なインセンティブを大きく変えることもなく、人々の行動を予測可能な形で変える、選択アーキテクチャのあらゆる要素」という考え方だ。難しそうだが、ようは、「褒美や罰で行動を変えさせるのでなく、自発的に行動できるように気づかせる」というものだ。

 子どものやる気を削いでしまうと思われがちなスマホだが、“Nudge”の考え方を採り入れれば、利用を制限したりせず、逆に自然と、勉強を行うサイクルを作れるという。

 KDDI研究所では、こうした考えから、子どもの勉強支援アプリ「勉強うながしホーム」を開発したとのこと。

 「勉強うながしホーム」は、心理学的なアプローチで中高生に行動変容をうながすアプリだ。「通常モード」と「勉強モード」の2つのモードを用意し、それぞれに利用できるアプリを登録、時刻によりモードを切り替えることができる。「通常モード」では、適切なスマホ利用への気付きを与え、過度な利用を自ら控えるようにうながし、「勉強モード」では、勉強に役立つアプリのみを登録しておくことで、スマホが手元にあっても勉強に集中できる。

 時刻によって変化する背景画像やウィジェット、100以上のポップアップメッセージ、スマホ利用時間表示などのうながしコンテンツも利用できる。これにより、スマホの過度な長時間利用を抑え、勉強に役立つアプリなどの適切な利用をうながすことができる見込みだ。

 兵庫県猪名川町で開催される「第4回猪名川町青少年フォーラム INAGAWAスマホサミット」において、「勉強うながしホーム」の機能限定版を提供。あわせてGoogle Playで6日からアプリを期間限定公開する。以降もトライアルを行い、機能の改善を行う予定だ。