3日、韓国の旅客船セウォル号事故直後に起こった檀園高校のカン・ミンギュ教頭(当時)の自殺について、韓国最高裁が殉職とは認められないとの最終判断を下した。写真はソウルに設けられた犠牲者追悼施設。

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2016年3月3日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の旅客船セウォル号事故直後に起こった檀園高校のカン・ミンギュ教頭(当時)の自殺について、韓国最高裁が殉職とは認められないとの最終判断を下した。

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最高裁は同日、カン教頭の妻が殉職者遺族に対する支給金の支払いを人事革新庁長に対し求めた裁判で、原告敗訴とした原審の判断を確定したことを明らかにした。判断理由として、本件は、公務員年金法に定められた殉職の定義「生命・身体への多大な危険を顧みない人命救助行為が直接原因となって死亡した場合」に当たらないためとしている。

カン教頭は14年4月に沈没したセウォル号に同校修学旅行の引率教師として乗り合わせ、船からは救助されたものの、事故2日後に現場近くの山で首をつって死亡しているのが発見された。「私一人にすべての責任を負わせてほしい」などと記した遺書を残していた。

この裁判は韓国でこの間大きな注目を集めており、最高裁の判断確定に韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「ただただ気の毒。もう一度ご冥福をお祈りします」
「この先生は強い責任感からくるトラウマに勝てずに亡くなったのに。司法の尺度はまるで朴槿恵(パク・クネ)大統領みたい。世の中がなぜこうも逆戻りしてしまったのか…」
「韓国は、責任感を持って善良に生きてはいけない国」

「最高裁の判事は、人間の常識をどこかで超えてしまった人たちだ」
「最近の最高裁は変だよね?」
「子どもたちが死のうがどうしようが、良心を捨てて法に従えということだろう」
「この国の正義のために、政権を変えなければ」

「気の毒だけど妥当な判決だと思う」
「教頭を自殺に追い詰めた高校生の遺族たちは処罰されないのか」
「たまに檀園高のニュースを目にするけど、毎回嫌な気持ちになる」(翻訳・編集/吉金)