3日、中国紙・環球時報は社説で「南シナ海の五方礁が第二の仁愛礁となってはいけない」と主張した。資料写真。

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2016年3月3日、中国紙・環球時報は社説で「南シナ海の五方礁が第二の仁愛礁となってはいけない」と主張した。

フィリピンの当局者が、中国がジャクソン環礁(中国名:五方礁)の周辺に複数の船を配備し、フィリピン漁船が漁場に入れないようにしていると述べたことを受け、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は2日、「中国が船舶を派遣したのは座礁している外国船をえい航するためだ」とし、「中国船は作業を終え既に去った」と述べた。

社説では「フィリピンや欧米のメディアは、中国船がフィリピン漁民の古くからの漁場を封鎖するなど弱い者いじめをしているとの論調で伝えている」と批判。

その上で「フィリピン船が南沙諸島で座礁したと聞いて中国人が思い出すのは仁愛礁(英語名:セカンド・トーマス礁)での座礁事件だ」と指摘した。

記事によると、フィリピン海軍は1999年、中国などと領有権を争う仁愛礁に軍艦を故意に座礁させ、常駐する兵士に食料や水を届けるなど「永久拠点化」をもくろんでいる。

社説では「フィリピンは仁愛礁の座礁船を撤去すると中国側に約束し、中国は17年も待っている」とした上で、「五方礁が第二の仁愛礁となってはいけない。中国船が五方礁の座礁船をえい航したのは後顧の憂いを取り除くためだ。中国当局の断固とした態度と行動に賛意を示す」と論じた。(翻訳・編集/柳川)