あらゆる職種の女性スタッフが乗客を見送った

写真拡大

日本航空(JAL)が桃の節句恒例の「ひなまつりフライト」を2016年3月3日、羽田空港から運航した。整備や荷物の積み込みなど、できるだけ多くの業務を女性が行うことをコンセプトにしたフライトだ。従来は機長や整備の最終確認のサインを男性が担当していたが、今年は、開催8年目にしてすべての業務を女性が担当した。

16年4月に同社で女性初の代表取締役に就任することが内定している大川順子専務(61)もフライトを見送り。客室乗務員(CA)出身の大川専務は「女性スタッフを集めることも容易になってきた。時代を感じます」と感慨深げに話していた。

搭乗ゲートには「ひな人形」、スタッフはひなあられ振る舞う

コンテナや機内食を運ぶトラックにはひな人形のイラストが彩を添える。ひな飾りで華やぐ搭乗ゲートには、普段から乗客に接しているCA以外にも、整備士、グランドハンドリング(地上支援業務)、ラウンジ、給油、機内食といったあらゆる職種の人が一堂に会した。「ひなまつりフライト」の目的地、小松空港(石川県小松市)にちなんで小松市のゆるキャラ「カブッキー」も姿を見せ、スタッフはひなあられを振舞いながら乗客を見送った。

イベントに充てられたフライトはJL185便(ボーイング737-800型機)。9時30分過ぎ、乗員・乗客162人を乗せて出発した。

大川氏はCA部門のトップを経て13年に女性初の取締役に就任。フライト出発後に囲み取材に応じた同氏は、

「元々は、ひな祭りという女の子の健やかな成長を祝うということで始めたが、それが段々女性活躍推進にもつながって、こうして女性スタッフを集めることも容易になってきた。時代を感じます」
「JALの中で女性がこれだけ色々活躍する場がある。お子様にも夢を持っていただければ」

などと話していた。