台湾新幹線、一部で地盤沈下も安全に影響なし  傾き「許容範囲」=交通部

写真拡大

(台北 3日 中央社)台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)の一部区間の地盤沈下問題について、交通部(交通省)は2日、行政院(内閣)が開いた会議で、運行の安全には影響しないとの考えを示した。

地盤沈下が確認されているのは雲林、彰化、嘉義の一部区間で、地下水のくみ上げが原因とされている。交通部は、安全面に影響が出る要因は、場所によって沈下量が異なり建築物が傾く「不同沈下」だが、監視を行っている彰化、雲林の橋脚のここ3年の傾きは、設計の許容範囲にとどまっているとした。

一方、高鉄は、浅層地下水のくみ上げによる地盤沈下は今後、高架の基礎の積載能力の低下などを招き、高鉄の運行にも影響すると指摘。これに対し、張善政・行政院長(首相)は、くみ上げを減らすために必要な措置を続けるよう経済部(経済省)に求めた。

高鉄の地盤沈下をめぐっては、先月19日に、野党・親民党の立法委員(国会議員)から、状況が悪化し続ければ「ジェットコースターになる恐れがある」との指摘が出ていた。

(戴雅真/編集:杉野浩司)