露モスクワの赤の広場で、バスクレセンスキー門を閉める警察官(2013年9月17日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシアで2日、「神などいない」とインターネット上に書き込んだ男性が、ロシア正教信者の心情を害したとして起訴された。有罪判決が下れば最大で禁錮1年が言い渡される可能性がある。

 露南部スタブロポリ(Stavropol)在住のビクトル・クラスノフ(Viktor Krasnov)被告(38)は、2014年に地元のユーモア系ウェブサイトで展開された聖書に関する議論をめぐって起訴された。被告の弁護士がAFPに語った。

 クラスノフ被告はこのネット議論の中で、「ユダヤ人のおとぎ話を寄せ集めて聖書と名付けただけで、まったくのたわごとだ。少なくとも僕にとっては」などと主張。さらに「神なんていないんだよ!」と書き込んだ。これに対し、議論に参加していた若者の1人が「ロシア正教信者の心情を害した」として被告を告訴したという。

 起訴の根拠となったのは、露女性パンクバンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」がロシア正教会の大聖堂で挑発的なパフォーマンスを行って懲役刑判決を受けたことを機に2013年に制定された法律だという。

 クラスノフ被告は起訴に先立ち昨年、1か月にわたり精神科病棟に入院させられ、精神鑑定を受けさせられたという。弁護士はAFPに対し、被告は「単なる無神論者」で、問題の議論ではハロウィーンとユダヤ教の祝日を批判していたと語った。
【翻訳編集】AFPBB News