復帰間もない清武を案じるハリル「ケガが再発しないでほしい」

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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は3日、都内で報道陣の取材に応じ、約3か月半ぶりに復帰したばかりのハノーファーMF清武弘嗣について「ちょっと復帰が早かったので驚いている」と、率直な感想を語った。

 昨年11月の日本代表合宿中に右足第5中足骨を骨折し、長期離脱を強いられた清武だが、2月21日のアウクスブルク戦に途中出場し、実戦復帰。同27日のシュツットガルト戦で先発復帰を果たすと、FKから2得点を演出し、チームの連敗を8でストップした。

 ブンデスリーガで最下位に低迷し、降格危機に直面しているハノーファー。「彼の復帰が早すぎたかどうかは分からないが、彼のクラブが難しい状況に陥っているというのもあるのだろう」と、クラブ事情もあって復帰が早まったのではないかと推測した。

 2月の欧州視察では、2月13日に行われたハノーファー対ドルトムントの試合を現地で視察。まだ清武は復帰前だったが、チームはこの試合で泥沼の7連敗を喫した。試合後、DF酒井宏樹、MF山口蛍とも話をしたという指揮官は「こっそりロッカールームにも入ったが、ハノーファーの選手の雰囲気は良くなかった」と、苦笑いを浮かべながら暴露した。

「コンタクトを取って、どんな状態か聞きたい」と、復帰間もない清武と直接連絡を取る考えを示したハリルホジッチ監督は「ケガが再発しないでほしい。再発の可能性は高いのではないかと心配している」との懸念も口にした。「(清武が)チームで一番優秀な選手と聞いている。彼が努力しないといけない状況になっているのだと思う」と、清武に無理を強いているチーム状況への不安を述べた。

(取材・文 西山紘平)


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