台湾の墾丁国家公園にある龍坑及南仁山生態保護区では1日から、大陸の旅行者について、入場者制限の事実上の強化を実施した。ごみを投げ捨てる、花を積む、ところ構わず大小便をするなどで、深刻な状態に陥ったからという。中国メディアの環球網が伝えた。(イメージ写真提供:(C)outcast85/123RF.COM)

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 台湾の墾丁国家公園にある龍坑及南仁山生態保護区では1日から、入場制限枠で大陸からの旅行客を「外国人」として扱うことにした。政治的な「2つの中国」の主張ではなく、中国人の入場を減らす方策を講じないと、ごみを投げ捨てる、花を摘む、ところ構わず大小便をするなどで、深刻な状態に陥ったからという。中国メディアの環球網が伝えた。

 同保護区に入るには42日前までの申請が必要で、1日あたり中国籍保持者は300人、外国籍保持者は100人の入場が認められている。中国大陸人は「外国人ではない」との理由で、これまでは300人の枠が適用されていた。

 問題になったのは、彼らのマナーの低劣さだ。公園管理所によると、台湾が中国人客にツアーではない個人自由旅行を認めるようになってから、中国人客が増えた。入園前には「環境保護についての授業」を受けねばならないが、大陸人の多くに「ごみを投げ捨てる、花を摘む、ところ構わず大小便をする」など、目に余る行為があるという。

 「地質と生態の宝庫」である同公園を守るためにも、域内を大陸人客の「貸切状態」にしておくわけにはいかないとの判断で、事実上の入場制限強化を決めた。

 また、このところは中国人が300人の制限枠の多くを取ってしまうため、台湾人の入場は難しく、公園に来ても龍坑及南仁山生態保護区は「外から眺めるだけ」の状態が続いたが、今後は入りやすくなるとみられている。

 公園管理所は、大陸人客について最も困るのは、定められた通路から出て、歩き回る人が後を絶たないことと説明。通路を定めているのは生態の保護のためであり、事前の「授業」でも明示しているのに無視するという。ただし管理所は、台湾人にも同様の行為はあると認めた。

 環球網は同公園が中国大陸人を外国人扱いにすることについて「台湾の法律にも反しているし、(台湾海峡)両岸関係の発展にもよくない影響がある」と批判した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)outcast85/123RF.COM)