日本の幼稚園児が跳び箱にチャレンジするという動画が、中国の保護者たちの間で非常に大きな反響を呼んでいるようだ。日本の教育の質は非常に高いと称賛する保護者も多いようだが、中国メディアの網易はこのほど、幼稚園児または小学生の子どもに対する日本の教育の内容や質について分析している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の幼稚園児が跳び箱にチャレンジするという動画が、中国の保護者たちの間で非常に大きな反響を呼んでいるようだ。日本の教育の質は非常に高いと称賛する保護者も多いようだが、中国メディアの網易はこのほど、幼稚園児または小学生の子どもに対する日本の教育の内容や質について分析している。

 記事はまず「跳び箱チャレンジ」の動画が中国人の保護者たちに与えた影響について紹介。2才の子どもを持つという中国人の母親は仕事の関係で夫と共に日本で生活しているが、子どもは一時的に中国の両親に預けてある。しかしこの動画を見て日本の教育の質の素晴らしさに感動、子どもを日本に連れてきて日本の教育を受けさせる決意が固まったそうだ。この母親は「中国の教育は失敗している」とも感想を述べている。

 これを受けて記事は、日本の教育が優れていると評価できるいくつかの点を具体的に紹介している。まず、幼稚園児たちに自分たちで料理を作らせる授業があると説明。子どもたちは自ら料理を作ることを通じて、「食べ物を無駄にしない」気持ちを身に着けることができると分析。反対に中国の場合、大人たちはテーブルいっぱいの料理を注文して見栄を張るが、食べ物は無駄になってしまうと指摘した。

 また老人ホームを訪問する授業やゴミ拾いをさせる授業を実施、こうした教育を通じて、子どもたちに社会に貢献する意欲や責任感を育ませると評価。中国では走行中の自動車からゴミを投げ捨てる光景も見られるが、確かに幼いころに施される教育は大きな違いを生じさせている。

 また日本では様々なクラブ活動に参加することができると記事は説明、反対に中国の教育の場合は子どもたちの時間のなかで勉学が非常に大きな比重を占めており、有名大学に進学し、一流企業に就職するのが「至極まっとうな」人生であると捉えられている。記事はこうした教育方針の違いによって、日本には「様々な分野」に優秀な人材がいるのに対して中国はいわゆる「秀才」しかいない点に表れていると指摘している。
 
 さらに、日本の教育では子どもたちに「正座」を教えると紹介、小さな頃から正しい姿勢を通して礼儀を表す「厳しい訓練」を受けていると指摘。姿勢は心の状態を表すものともいえるが、確かに従順な子ども時代に正しい姿勢を通して礼儀を表す心を身に着けさせる教育には大きな価値があるといえよう。中国人旅行客の多くが日本人の礼儀正しさに感銘を受けるのはこうした教育の効果もあるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)