「初めて訪れた日本に大変感動した」という文章やブログを、中国のネット上で多く見かけるようになって久しい。ただ、本当に「すごいなあ」と感じるには「2度目」の印象がもっと大事なのかもしれない。そんなふうに思わせる文章が、中国・陝西省の地方紙である西安晩報に2日、掲載された。(イメージ写真提供:123RF) 

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 「初めて訪れた日本に大変感動した」という文章やブログを、中国のネット上で多く見かけるようになって久しい。ただ、本当に「すごいなあ」と感じるには「2度目」の印象がもっと大事なのかもしれない。そんなふうに思わせる文章が、中国・陝西省の地方紙である西安晩報に2日、掲載された。

 「日本を再び訪れて感じた、『匠』の精神」と題した文章は、「正直、再び日本を旅行するとは思わなかった。最初に日本へ行って感じたことよりも、2度目のほうがより深く、肌身で感じるものがあった」としたうえで、2度目の日本旅行で抱いた感想を綴っている。

 その内容は、交通インフラの発達、街の清潔ぶり、小学生の交通マナーなど「おなじみ」のものだ。また、大阪の賑やかさ、古都である奈良や京都の静かな雰囲気と都市づくりにも触れている。さらに「やっぱり食は垂涎もの」として、日本の街には大小さまざまな飲食店があること、衛生面で安心できること、季節感が味わえること、さらに色や組み合わせが細かく考慮された「匠の気質」が際立っていることを紹介した。

 1回目の日本旅行について具体的な記述はないが、2度目となった今回の日本旅行で新たな発見や感動があったり、改めて素晴らしさを認識したりしたことは想像に難くない。旅行する側にとっても「2度目」を楽しもうとする姿勢は大切であるが、もてなす側が「2度目の客」をどう満足させるかを考えることはもっと大事ではないだろうか。「2度目」を満足させられれば、その客が「真のリピーター」になる可能性が高くなる。

 もちろん、「2度目」の機会を作るために、最初の旅行で好印象を抱いてもらうことが前提になることは言うまでもない。しかし、現地観光業の真の能力、魅力が問われるのは「2度目」にあるのではないだろうか。中国人観光客の日本旅行ブームで、1度日本を訪れた中国人は大きく増えた。彼らをもう一度日本に呼び「日本はやっぱりいいな」と再認識させることが、日本の観光業に求められ始めているのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)