2日、広大な宇宙空間に中国の宇宙実験室が建設されることになった。写真は「天宮1号」の模型。

写真拡大

2016年3月2日、広大な宇宙空間に中国の宇宙実験室が建設されることになった。宇宙飛行士のより長時間の滞在を可能とし、より多くの科学実験を展開するほか、初となる物資の輸送も行われる計画だ。北京晨報が伝えた。

中国有人宇宙飛行事業の報道官は1月28日、今年中頃から来年上半期までの間に、有人宇宙事業の宇宙実験室任務を実施すると発表した。この任務の遂行に向け、中国はこれまでに宇宙実験室「天宮2号」、ロケット「長征7号」、貨物宇宙船を開発。また、海南文昌発射場を新設し、今後4回の打ち上げ任務を遂行することになる。

▼天舟1号が天宮2号とドッキングへ

同報道官によると、計画に基づき、2016年第3四半期に天宮2号を打ち上げる。2016年第4四半期には2人の宇宙飛行士を乗せた神舟11号を打ち上げ、天宮2号とドッキングさせて宇宙の中期滞在実験を行う。その前に、文昌発射場で長征7号の初となる打ち上げ実験を行い、審査を終えた後に2017年上半期に天舟1号を打ち上げる。これを天宮2号とドッキングさせて推進剤補給などの関連試験を行う。

かつてランデブー・ドッキングミッションを遂行した目標機天宮1号はすでに軌道を4年半飛行しており、現在状態は良好で、各種搭載設備も正常に機能し、引き続き軌道で飛行する条件を有している。中国の有人宇宙飛行の第3段階の戦略に基づき、宇宙実験室の任務後、宇宙ステーション建設の時代へと突入する。現在中国の宇宙ステーション研究は順調な進展を見せており、2020年前後には中国の宇宙ステーションを完成させる計画だ。

▼第3陣の宇宙飛行士、女性は検討しない方向

中国宇宙飛行士センターサブチーフエンジニアの黄偉芬(ホアン・ウェイフェン)氏は、2014年9月に「前の2陣はいずれもパイロット出身者であるが、第3陣の宇宙飛行士は有人飛行関連の研究機関に携わるエンジニアから選ばれる。有人飛行事業の発展に伴い、医学専門家や心理学専門家を宇宙飛行士チームに招き入れることも考えられる。宇宙ステーション建設任務遂行期間の宇宙飛行士への要求に基づき、第3陣の宇宙飛行士では女性は検討しない」と明かしていた。

▼天宮2号と天宮1号の違いは

中国有人宇宙飛行弁公室室長の王兆耀(ワン・ジャオヤオ)氏の紹介によると、天宮1号は目標機であり、主としてランデブー・ドッキングミッションを担う。一方天宮2号は宇宙実験室で、天宮1号をベースに推進剤の軌道での補給任務なども果たす。また、天宮2号では宇宙空間での補修実験なども実施され、未来の宇宙ステーションに関連の経験を提供する。(提供/人民網日本語版・翻訳/IM・編集/武藤)