今年、注目したいメーカーがトライアンフ。

何しろ魅力的なニューモデルがこれから毎月リリースされていくとアナウンスされており、その気合の入り方は普通じゃありません。

トライアンフのツインエンジンは、レトロなスタイルと最新のテクノロジーの組み合わせで人気でしたが、今回全面的に見直されました。

デザインはそのままに、エンジンなどのメカニズムが大幅に進化しました。

一番大きな変更は、エンジンが水冷になったこと。

水冷化されたことで性能は安定します。そしてエンジンの熱による歪みが少なくなるため信頼性や耐久性も向上します。さらに、水に囲まれるためにエンジンのメカノイズ(ギアなどが動く音)が聞こえなくなって静かになります。

もちろん、年々厳しくなる環境性能をクリアするには水冷エンジンでないと対応が難しいってことも重要なファクター。

こちらは新型ボンネビルのエンジン(写真はブラックエディション)。なんと1200ccのツイン。ミッションは6速です。

T120Rにはハイトルク。スラクストンRにはハイパワーと同じ1200ccでもキャラクターが異なります。詳細に関してはこの後でアップする車種別の解説をお待ちください。

こちらはストリートツインに搭載される900ccエンジン。コンパクトで扱いやすいことが特徴。ミッションは5速。

そんなわけで大きく進化したわけですが、バイクのエンジンは見た目のイメージを大きく左右します。

「空冷エンジンのあのデザインが良かったのに」っていう人達も多いわけです。

しかしご安心あれ。エンジンの見た目は先代から変わっていません。ラジエターもフレームの間に配置されていてほとんど目立ちません。

ちなみにトラのエンジンはバーチカルツイン。これはシリンダーが直立した二気筒エンジンのこと。

これが当時のモデル、シリンダーが直立していて美しいでしょう(?

トライアンフは60年代からバーチカルツインの美しいエンジンの代表として知られていて半世紀以上たって水冷になった今でもその美しさが受け継がれているというわけです。

こちらはT120エンジンのデザインスケッチ。

こんな感じで美しさとフィーリングを大事にしながら作られていったわけです。

もう一つ注目したいのは爆発間隔。難しい説明は抜きにしますが、今までは360度クランクといって同じ間隔で爆発しており「ドッドッドッドッ」という感じでした。それが今回のモデルはすべて270度クランク。「ドドッ、ドドッ、ドドッ」といように二回続けて爆発したら少し間をおいて二回爆発します。

これによって振動が少なくなり、独特な鼓動感や排気音も生まれます。ただ、360度クランクのフィーリングが好きだった人達もいるわけで、そんな人達に新しいエンジンがどんな風に受け入れられるのか、気になるところ。

でもトライアンフの人達も360度と270度に関しては、徹底的にテストや調査をして最高と思われるものを作っています。どんなフィーリングになっているのか、今からとても楽しみです。

(ライター:後藤 武/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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