コンサルタント会社のヘンリー&パートナーズが発表した「ビザなしで入れる『国や地域(以下、国)』の数ランキング」で、中国は158位だった。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人にとって査証(=ビザ)なしで入国できる国も、さほど珍しくない。つまり、日本の旅券さえを持っていれば「この人物は入国させて差支えない」と認めてもらえるわけだ。「日本人旅行者」というだけで信用してもらえるとも言える。このほど、コンサルタント会社のヘンリー&パートナーズが発表した「ビザなしで入れる『国や地域(以下、国)』の数ランキング」で、中国は158位だった。

 ビザなしで入れる国や地域が最も多いのはドイツ人で、177カ国がビザを免除している。2位はスウェーデンの176カ国。第3位はフィンランド、フランス、イタリア、スペイン、英国の175カ国。同ランキングはビザなしで行ける国が174カ国のベルギー、デンマーク、オランダ、米国を「第4位」としているが、第3位が5カ国あるので、実質的には「第8位」ということになる。以下、実質的な数え方でご紹介する。

 日本人がビザなしで行ける国はオーストラリアやシンガポールと同じ173カ国で、世界では第12位だった。日本人とシンガポール人は「アジア人として最も信用されている国民」と言ってよいだろう。

 韓国人がビザなしで行けるのは172カ国で、世界大5位だった。

 中国人がビザなしで入れるのは50カ国で、世界では157位だ。カンボジアと同じであり、経済規模や政治上の影響力を考えると、相当に異常と言える。

 香港人がビザなしで入れるのは154カ国で世界で41位、マカオ人は120カ国で70位、台湾人は137カ国で30位だ。台湾は多くの国からは国家として扱ってもらえないにも関わらず、台湾人の方がビザなしで訪問できる国が大陸人よりも圧倒的に多い。

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◆解説◆
 中国人のビザなし入国を認めない国が多いことには「人口の多さ」という、努力だけでは解決できない事情もある。悪意ある目的で入国を試みる者の割合が少ないとしても、人数としては極めて大きくなり、受け入れ国の社会に深刻な影響をもたらす可能性が否定できないからだ。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)