1日深夜放送の「中居正広のミになる図書館」(日本テレビ系)で、漫画家・のむらしんぼ氏が、現在の転落ぶりを告白する場面があった。

のむら氏は「コロコロコミック」(小学館)で連載したギャグ漫画「つるピカハゲ丸」で大ブレイクを遂げ、年収はピーク時で6000万円台に達し、その後のアニメ化で2億円近い収入を手にしたという。

ところがその後、のむら氏の状況は一変する。番組には現在のむら氏を担当する「コロコロアニキ」編集部の石井宏一氏が登場し、「のむらしんぼ先生は、全盛期に手にしていた家も貯金も財産もすべて失った寂しい人生を送っています」と明かしたのだ。

のむら氏の人生が暗転したのはバブル崩壊がきっかけだった。稼いだ印税で自宅以外に7000万円のマンションを購入したが、不動産価格はすぐさま大暴落。購入後、マンションの評価額は半年で3500万円、売却時には2800万円にまで落ち込み、資産を大きく減らしてしまった。

「ハゲ丸」の人気も次第に落ちていき、95年には連載終了となった。ただ、のむら氏は「これまた売れてウハウハだ」と新作執筆に余念がなかった。

しかし、描いても描いても作品はヒットせず、仕事も減る一方で、ついに生活費が底を尽くことに。仕事場の家賃を滞納し続け、その額は325万に膨れ上がった。

その状況に追い打ちをかけるように、妻には離婚を切り出された。妻はのむら氏の仕事場を訪れ、「ハゲ丸」グッズの入った風呂敷包み2つを「あなたの全財産」と称して渡すと、「漫画と心中してください」と言い残し、去っていったという。

こうしてのむら氏は転落していく。「ゴミ溜め」と自嘲する自宅兼仕事場は築29年の1LDK、家賃は9万3000円だという。のむら氏は「洗い物は減らして洗剤を節約」「コーヒーは1杯分の豆で3回飲む」といった、自身の節約術も披露した。

「ハゲ丸」の担当編集者が声をかけ、のむら氏は現在、「ハゲ丸」の4コマ漫画を連載中だ。60歳になった今なお創作意欲は衰えを知らず、「描きたい、描きたい」と漫画への情熱を口にしていた。

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