29日、中国で上映中の「NARUTO −ナルト−」劇場版が、大人向けアニメ作品としては異例の好調な滑り出しを見せ、映画情報サイトの作品レビューでも高得点を獲得している。

写真拡大

2016年2月29日、中国で上映中の「NARUTO −ナルト−」劇場版が、大人向けアニメ作品としては異例の好調な滑り出しを見せ、映画情報サイトの作品レビューでも高得点を獲得している。鳳凰網が伝えた。

【その他の写真】

日本で昨年公開された劇場版第11作目「BORUTO ボルト −NARUTO THE MOVIE−」が中国で2月18日に封切られた。公開後、最初の週末だけで興行収入が6000万元(約10億円)を突破。前売りは1000万元(約1億7000万円)を売り上げており、これは昨年公開され、アニメ映画としては過去最高のヒット作となった「西遊記 ヒーロー・イズ・バック!」の記録を超えている。

好調な滑り出しを見せただけでなく、映画情報サイトでユーザーがつけた評価も高い。豆瓣(douban.com)では8.6点、猫眼電影(maoyan)では満点に近い9.6点となっている。

日中関係の悪化から、日本アニメは長らく中国で上映されていなかった。それを打ち破ったのが、昨年5月に公開された「STAND BY ME ドラえもん」だった。日本映画としては約3年ぶりに上映されただけでなく、興行収入は5億3000万元(約91億円)を記録。日本での興行収入を上回る数字となった。

家族みんなで見られるドラえもんに対し、どちらかと言えば青年層向けのナルトだけに、滑り出しからの好調ぶりは異例とも言えるもの。ナルトの連載がスタートして17年、中国のファン層は30代が中心となり、ちょうど映画市場の主要消費者世代であることも、好調を支える理由の一つとなっているようだ。

鳳凰網の報道に対し、共産党機関紙・人民日報サイトは、ナルトおよび上映中の「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」について、思ったほど数字が伸びていないと報じている。両作品とも青年層向けであること、さらに日本での公開から時間が経過しているため、海賊版から受けた被害が大きことを理由としている。実際にナルトがドラえもんに次ぐヒット作になることができるのか、今後が注目される。(翻訳・編集/Mathilda)